2016年2月8日、神田香織さんの講談がありました。大田市民会館中ホールは200人以上の人たちで満員、立っている人もいました。約2時間の一人舞台ですが、さすがはプロ、若々しい姿と緩急のあるキリッとした語り口は美事で、惹き付けられました。
前半の導入で、何故講談を始めるようになったかを絡めながら、講談の歴史などを紹介をされたのもとても参考になりました。「はだしのゲン」を講談で語り始めた動機にも大きな出会いと体験があり、それが裏打ちとなっていて講談の感動を深くしと思いました。
神田さんは福原美佳さんのお師匠さんです。青年劇場にいながら数年習いに通ったと言っていました。
昨年8月、サンレディ大田で、劇研「空」は福原美佳さん(大田高卒)と「石見銀山歴史ものがたり」で共演しました。美佳さんは講談ができるので、台本も講談と語りを中心にして構成。福原さんは美事に演じてくれました。神田さんに美佳さんのことをひとこと言おうかと思いましたが、終演後はサインで忙しそうでしたので余計なことは言わず無言で通り過ぎました。この公演の主催は「平和フォーラム大田地区結成準備会」。最後に力強い挨拶がありました。