「しまね文芸フェスタ2015」の報告NO,3です。劇研「空」は6人で谷川俊太郎さんの詩を朗読しました。対談のテーマに従って、初期の詩4編、ことばあそびの詩7編、最近の詩3編と3部に分けて対談の中で朗読しました。谷川さんにも「自己紹介」「二十億光年の孤独」「ほっとけ」「さよなら」を朗読していただきました。
上の写真は谷川さん作、台本『ドンドコドン』より「あいうえ」を朗読する山本和之さんと吉川礼子さんです。谷川さんは最後のところでは面白そうに笑っておられましたが、「この作品を取り上げて朗読するのは珍しいね。」と言われました。劇なら身体表現ができるので内容を伝えることが可能です。しかし、ことばだけの朗読ではとても難しく大いなる挑戦でしたが、最後のところでは客席に笑いが起こりました。
どんな詩を朗読したのか、フェスタ終了後に希望者へ配布された冊子を紹介します。たくさんある谷川さんの作品から、数編を選ぶのは大変なことでした。対談のテーマ、朗読時間、聞いて理解しやすいことなどを考慮して選びましたが、結果的にはよく知られた詩が中心になりました。
劇研「空」が朗読した詩 朗読詩来場者配布版
開演前に時間が確保してありましたので、谷川さんの控え室へみんなで行きました。それぞれサインをしていただき、一緒に写真を写しました。山本、松本、田中、若狭、吉川、渡利、洲浜ペアのみなさんと、アメリカのシアトルの大学生で休みのために大田に来ていた一暁君。彼は人手不足のため急遽狩り出されて猛特訓、パソコンを操作してプロジェクター投影にシゲミさんと一緒に責任を果たしてくれました。この対談では投影した各種映像も大いに貢献しました。
みなさん、おつかれさまでした。とても掛け替えのない豊かな時間を持つことができました。ありがとうございました。
フェスタの前日に、大田の「銀テレ」から撮影の申し込みの電話があり、関係者や谷川さんとも連絡をとり、許可いただきましたので、撮影されました。修平さんによると、11月21日に放映予定だそうです。ギンテレもやりますね。大ヒットです、いや、場外ホームランです。全国には見たい谷川ファンがいることでしょう。でも大田の人だけしか見られません。ふふふふふ、たのしみですね。