5,6月の「発声と朗読の基礎ワークショップ」では発声の基礎練習はしながら、川端康成の「伊豆の踊子」を読みました。テキストは「現代文の朗読術入門」で、NHK出版から出ています。CDもついているのでとても便利です。いいテキストです。
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すしさまじい早さで麓から私を追ってきた」
この冒頭の一文をどのように読みますか。講座で勉強してきた次の様な読み方を、うまく取り入れて朗読することで、聞いていることばや流れが明確になりすっきりします。その読み方とは:
「間のとりかた」「日本語は2拍1音」「文節読み」「意味句読み」「後かけ読み」「音の高低」「テンポ」「呼吸のタイミング」「語句をすっきり止める」等々。
ここでコマーシャルです。昨夜も9人が集まって朗読の練習をしました。7月4日の本番もあとわずかです。どうぞ気軽に足を運んでください。(あしでからだをはこんでください?)
7月の予定です。カルチャー講座は8日、23日に開きます。19時30分から1時間です。
「詩の朗読」のワークショップをやります。9月22日に向けて実践です。
講座の後半は、空」が「石見銀山歴史ものがたり」の練習をします。カルチャー講座でもこの台本を朗読練習に取り入れるかもしれません。
7月1日は「吉川経家最後の手紙」の練習です。15日、29日は「石見銀山歴史ものがたり」の練習です。