2012年10月28日に浜田市で開催される石見演劇フェスティバルで、劇研空は創作劇『石見銀山旅日記』を上演します。10団体が上演するというハードスケジュールです。上演時間は1時間以内。劇研空は石見銀山の歴史を素材にして楽しい劇を上演します。どんな劇になるのか。会報12号の表紙の写真が参考になりますので紹介します。
衣装はこの写真にあるようなものでやればと考えています。時代劇だからカツラ、という発想はしません。役や場を考えて抵抗なく受け入れられるものをさがしたいと思います。
劇の内容についてはそのうち紹介しますが、パンフレットに書いた一部を引用してみます。
⑤あらすじ: 笑って楽しみながら石見銀山の歴史を知って欲しいと思い創った劇です。歴史的な事実や記録は重視しています。しかし歴史は時がたつと「実」と「虚」の境界が霞んできます。そこに批判やユーモアや遊びや想像の余地が生まれ、この劇が生まれました。
江戸から来た二人の大道商人(大道芸人でもある)はひともうけしようと石見銀山へ来ます。石見銀山を見て旅日記にして江戸で発売する計画です。山奥の田舎だと馬鹿にして来た大森で二人は想像外のことばかりに出会います。
関ヶ原で徳川方が勝つと、家康はすぐ石見銀山を直轄地にし、大久保長安を奉行に抜擢します。長安が治めた慶長年間、石見銀山は最盛期でした。
「士稼(武士や労働者)の人数20万、一日米穀を費やすこと1500石余、車馬の往来昼夜を分たず、家は家の上に建て、軒は軒の下に連なり」と『銀山旧記』は書き残しています。
しかし慶長18年、長安が死ぬと墓は暴かれさらし首。極悪人とされます。江戸からやって来た二人の物売り大道芸人は得意になって長安の最後を語ります。さてどうなるか。
予定していた照明の大ベテランナカムラさんがその日は都合がつかなくなりました。プランの原案は作成してもらいますが、リハや当日、北海道から操作するのは無理です。誰か捜さないといけませぬ。音響が空白です。衣装は、まあみんなでやるとして、舞台係もほしいな。誰かいましたら声をかけてみてください。
昨日、ヤッサンがトラックで我が家の玄関へ。何ごとかと思いきや、石央文化ホールの舞台図がほしい、とのこと。やる気です。うれしいね。ヤッサンは舞台の元プロです。今までもいい舞台装置を考案し実際に作ってくれました。どんなものになるか楽しみです。
8月の練習日は20日と27日、月曜日19時30分から川合町つくりセンターです。 レイコさんも来るとメールがありました。掛け合いをしっかりやりましょう。