大田市勤労青少年ホーム利用者会報告

2011年月21日、大田市勤労青少年ホームの利用者会が開かれました。この建物は市内の文化、体育など15団体が利用して活動しています。最も大きい団体は「大田ウインドオーケストラ」です。このたび福岡の全国大会に出場するコーラスグループ「花音」や子供ミュージカル「風花」もここを使って毎週練習しています。劇研空も月曜日にはここで定例会を開きます。

(写真は2012年3月末で全面使用禁止になる大田市勤労青少年ホーム。大田市の体育文化活動に貢献し、島根の中央にある建物として会議や催し物開催に大いに利用されとても便利だった建物です。建物は利用者の活動によって生きてきます。ヴィジョンなしにただ解体するだけはさびしいかぎりです)

昨年突如として「大田市勤労青少年ホームの使用は平成23年度末まで」といううわさが流れ、利用者会を開き市会議員の内藤さんにも来ていただき説明を聞きました。建物が危険なので解体する方針が出たというのです。大田市民会館は耐震検査をしましたが、青少年ホームは検査以前の問題なのだそうです。内藤さんには今回も出席していただいていろいろ貴重な説明をしていただきました。やり方に暖かみや思いやりがないんですよ、という言葉は出席者の胸に響きました。SSくんはこんなことをいいました。「もしこれが学校で、ぼくがトップの責任者で、部室を解体を決行することになったら、まず先に仮の練習場所を確保してから解体準備にはいるけどなぁ」もちろん冷たい沈黙がながれました。

さーて、利用している15団体はどこへ行けばいいのか。何回も会議を開き説明も受けてきました。この青少年ホームの市の担当はなんと産業振興部。体育文化は大田市の産業?設立時の事情や歴史があるのでしょうが素人にはよくわかりません。

産業振興部の説明では、過日市役所で関係者が話し合い、今後は生涯学習課が担当することになったそうです。自然な形になるということです。

要望書提出の話しも出ました。要望だけではほとんど効果がないのでもっと違う形式にした方がいいという意見もでました。もっと多くの市会議員にも理解し協力してもらう必要があるという意見も出ました。楽器などを置く建物として使用できないかという意見もでました。

利用者会の大方の意見はほぼ固まっています。そのうち消防署が9号線沿いに移転するそうですし、有線放送の建物も空くそうです。図書館もありますし、青少年ホームの跡地も利用可能です。市民会館一帯を文化ゾーンとして位置づけ長期的なヴィジョンで町作りをしてほしいということです。この点に関しては市議会議員の吾郷さんも昨年の議会でとても建設的な意見を述べ質問しておられます。

次回の会議では原案が出され、それについて8月19日(金)19時から話し合います。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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