銀山テレビがカメラ3台で『琴の鳴る浜』を撮影し、4/10(土)8時~、4/11(日)13時から、夜は20時から放映します。多くの人達と一緒に客席に座って観るときとテレビで観るときはたいぶ違いますが、まだ観ていない人は是非ご覧になってください。
音楽はとてもきれいです。劇場では暗転には音楽が入ったり、語りが入ったりするので空白感はありませんが、テレビでは暗転時には真っ暗になりその状態で続きますのでどうしても違和感が生まれます。
劇はテレビを意識して作っていませんので、テレビで放映するときには音声と映像とのバランスや、暗転処理、カメラが写し取る場面の、アップか全景かなどいろいろな編集をうまくしないといけません。難しいところですね。
なんと言っても劇の楽しさは、劇場という場で役者と観客が共有する時に生まれる感動にありますから、テレビで客観的に冷静に観るというのは何となく抵抗があります。テレビに写ることを前提にしてつくるとすれば演奏者もはっきりと見えるように照明を当てて暗転をうまく処理する必要があります。
作った側からすれば反省材料としてとても貴重な記録です。
5/8夜、我が妹がチャンネルを銀山テレビに切り替えたら、ぱっちり「琴の鳴る浜」を上映中じゃありませぬか。帰っていた息子やその家族と見ました。
音楽はいいですね。歌がうまいね、と長男はお琴さんの歌を感心していました。由香里さんや渡利さんの語りの場面では画面が真っ黒のままで数秒つづくので緊張が途絶えます。暗転になると演奏者が画面に写り音楽が流れ、つづいて語りがうっぷで写れば劇や画面が生きてきますけどね。「ユカリさんはいつも自然でうまいね」と妹が言っていました。
5/9の朝、たまたま銀テレにsonが切り替えたら、琴の鳴る浜をやってるじゃありませぬか!なんで?と言って、番組表に切り替えて見ると今日は朝から10回以上連続上映!!。彼曰く「評判がいいからこんなに上映するん?それとも流す番組がないから?やり過ぎじゃない?」
きょうはほぼ終日12回くらい「琴の鳴る浜」を上映予定です。
再演の声も強いので楽しみですが、もうええわとならないようにしなければいけません。修正点や改良点をしっかりチョックして台本に生かしたいものです。
大田市文化協会の理事会が5/10にあり、予算決算行事計画などが承認されました。この3月の「琴の鳴る浜」の上演では後援として助成やポスター貼り、チケット販売、広告とりなど大きな力になっていただきました。
再演の話が出ましたが現時点では決定していないので文化協会の事業の中には入っていません。話の中で、「銀山テレビで何度も流しているけど、再演しても、もう見た、という気分になる人が多いじゃないかな」という心配の声がありました。
5/22(土)20:00~
5/23(日)13:00~、20:00~
上記の2日間も再放送が決定しています。
劇研空の会合でもこの話がでました。修平さんがある銀テレの人に話したら、「一日中放映していても勤めの関係や仕事の関係で見る人は限られている」と言われたそうです。
そういわれてみると、それもそうだな、という気もします。邇摩や馬路などではまだ銀テレが入っていない家も多いそうですし。
テレビで見るのと劇場でみるのとでは全くちがいます。何回もの放映によって、「ぜひ本物を見たいね」となるか、「はぁ見たけぇええわ」となるか微妙ですね。
文化協会の会長・石崎さんは、「二度目になると役者のモチべーションが心配ですね」といわれました。
僕は即座に答えました。「心配いりません。役者はみんな初演を反省し、もっといい演技を、とモチベーションは更に高くなります」
勤めの関係や仕事の関係で
パチパチパチ (何の音だ?)