劇研空の活動報告です。久しぶりです。盆の真っ最中でしたが、サンレディのホールで1時間10分の構成劇を上演しました。写真と感想文などを中心に報告します。
これは大田高校の卒業生会である瓶陵会が平成20年度総会記念として企画されたものです。
昨年は石見銀山天領太鼓が公演し石見銀山の歴史語りで協力しました。
今年の2月頃今年度の幹事さん3人が来られて、今年度は劇研空の劇を中心にして天領太鼓とのコラボを上演してほしいと依頼されていたのです。石見銀山の歴史が面白くまた楽しく分かるように台本を作りました。
時間の関係で和太鼓は3曲にし、民謡の大家である、藤村英苑さんや河村さん、尺八の大師範、秋山達朗さん達に劇の中で銀山の唄を4曲唄っていただきました。また仙の山の航空写真を4枚ホリゾント幕へ投影しながらギターに合わせて朗読するなど、実に多様な芸術表現による構成劇になりました。
劇研空だけでは役者の人数が足りなかったのですが、幹事さん達数名が積極的に協力してくださり舞台が賑やかに楽しくなりました。また裏方でも衣裳など積極的にやっていただき大変助かりました。大田高で演劇部だったという人も多かったのでいろいろな点で進行がはかどりうまくいきました。
構成劇「石見銀山歴史ものがたり」を観劇した感想文
・物語がわかりやすくて太鼓もとてもよかったです。
・わかりやくてよい劇でした。太鼓も迫力がありすばらしかったです。
・とても内容のあるよい劇だったと思う。感動しました。
・劇、太鼓、ギターとてもよかったです。
・朗読、ギター、太鼓と構成が巧みで、その時代に思いをはせなながら楽しませていただ きました。出演者のみなさんのこの劇にかける思いが伝わってきました。本当にご苦労 さまでした。
・迫力があってすごかったです。
・大田にこんな劇団があるなんてうれしいです。大森銀山を題材にした内容、とてもよか ったです。ありがとうございました。太鼓も歌もよかったです。
・瓶陵会総会にふさわしい、構成劇をありがとうございました。30年の自らの長いよう で短い歴史が石見銀山を通して人と自然との営みとして省みられ、人としてこの地域と 社会に生きていることを思い出しました。ギターの語りがすばらしく、太鼓を打つ打ち 手の表情がすばらしく心に響きました。時空を重層的に重ねた劇は多くの人に見てもら いたいです。すばらしい総会をしめくくる企画でした。心からありがとうございました。
・手造り、すばらしいです。よかったです。
・とても感動しました。教科書にはのっていない、大田の日本史でした。益々発展しても らいたい。(S49年3月卒業生)
・歴史を良く研究されており、なかなかおもしろい脚色をされていると思った。
・歌や劇、太鼓などあってとてもよかった。みんなのチームワークがよかった。
ギターの杉原さんは東京で活躍しておられる卒業生です。
今回の劇のために「石銀の故郷」を作曲され、ラストで詩に合わせて演奏していただきました。懐かしさが湧いてくるようなとても素敵な曲です。
上記の感想文は幹事さんからいただいたものをそのまま載せました。観客のみなさんは上演が終わってすぐ次の会場へ移動というあわただしい中で書いていただきました。反省する点は多々ありますが、感想文から察する限り、みなさんに満足していただいたのではないかと想像します。
この劇には空からは松本領太、山本和之、吉川礼子、洲浜がでました。由香里さんが音響を担当しました。
空はまだ消滅していません。活動できるメンバーは少数ですが、しぶとく地味にやっています。次ぎに何をやるかと言えば、9月下旬に仁万で朗読をやるかも知れません。銀山旧記の朗読もやりたいと思っていますが、どうなるか未定です。
劇活動は多忙を極めるので、しばらくは詩作に時間を割こうと思っています。
今回の劇をみて感想がある人はどうぞ書いてください。
8月29日午後、ある人から電話がありました。
東京で大田出身のあるグループがふるさと会を計画していて、そのとき構成劇をDVDにして参加者に配りたいと言うのです。
8月13日に構成劇を観て、旧江戸へ帰った人たちから、劇の評判を聞き、決定されたそうです。
大田を出て東京に長い間住んでいる人たちにとっては、石見銀山の世界遺産登録は我々以上にうれしいことにちがいありません。
故郷を思う人たちにとっては「石見銀山の歴史が面白く分かりやすい劇になり、その劇に大森の歌が4曲もあり、天領太鼓の演奏もある」DVD!!
と言うことになればいい土産になったり、贈り物になるかも知れません。ふるさと大田のことを知らない子供や孫たちに家で見せるのも最高かも知れませんね
いつもご苦労さんです。(何が?)