大田から三次へ出るとき様々なルートがありますが、その一つのルートを走っていると急に風景が広がり、右手に石見が瓦の集落、左側にこの建物があります。
志々公民館です。館長さんから依頼があり、演劇や朗読などの話をしてほしいということで、7月15日の夜行きました。劇研空の活動が地域の文化活動の何かの参考になればと思って引き受けました。
志々は公民館活動が活発で4月には公民館祭りを開き有志で劇も上演しておられます。
20人ばかり集まられましたが、1時間の話の後、活発な意見や質問がありました。
義理で集められて、担当者の顔を立てるために義理で話を聞くというのがこういう集会ではありがちすが、この地域では以前から演劇活動や読み聞かせなど文化活動が活発だったようです。自分で物語などを書くという女性もおられましたし、長い間演劇などの裏方もやっていたという男性もおられました。
いっぺんに演劇発表までいかなくても、地域の伝説などを朗読や語りや群読などにして発表していきながら活動を高めていくのも一つのやり方です。書く人もおられるし、そのうち形になっていくかも知れません。
朗読や群読などで参考になることがあれば劇研空のキャストにも実演指導できることがあるかも知れません。
過疎で衰退していく山間部の集落にこのような文化活動の芽がうまれるということはうれしいことです。花開けばいいですね。
9月下旬に電話があり
志々の子供たちが地域の伝説を紙芝居にして10月初旬に発表するので大人も協力して劇をやりたいので台本を書いてくれないかとのこと。
10分の寸劇だと言うことで他のことを後回しにして挑戦しました。志々公民館のスタッフが中心になって演じられるそうです。井戸平左衛門が赤名宿を通りかかり子供たちの紙芝居に出会うというものです。
10月5日が発表の様子でしたが無事おわりましたでしょうか。見ることができず残念でしたが子供たちを励ますために大人も参加されるということはすごいことです。
見た人はいますかとかいてもここを見るひとがいないのに無駄です。そうですね。