平成20年2月1日サンレディ大田で開かれた発表会がおわりました。市内小学校の5年生、6年生や保護者、一般の参加者で約400の客席はほぼいっぱい。観客の声援や拍手を受けてみんな力を出しとてもいい舞台発表でした。
最初は中学生全員の天領太鼓。太鼓は天領太鼓の笹木さんが12月から指導され、15人が力いっぱい叩きました。次は小学生全員のダンス。そのあとに部長や教育長の挨拶がありましたが、この順番はとてもいい工夫だと思いました。
仁摩、五十猛、大代、志学、朝波小学校の劇「オズのまほうつかい」があり、そのあとに社会福祉協議会会長の来賓挨拶がありました。10分休憩のあと劇「そんごくう」が長久、久手、池田、分教室の小学生で上演されました。18人の出演でしたが、マイクを使った語り手がとてもしっかりした声でストリーをつないでいったので、物語がスムーズに進み統一感がありました。神楽の衣装を使ったのもいい工夫でした。
歌も入るのですが、会場の小学生や先生たちも一緒に大きな声で手を振りながら歌うというとても感動的な舞台になり
その演出に感心しました。劇は観客と一緒に創るものーそれを見事に実現しました。舞台に立った児童たちも大いに心が奮い立ち勇気と喜びの中で演じることができたことでしょう
大田分室、大田二中、仁摩中、温泉津中の生徒たちが上演した「石見銀山 仙の山」は語りと歌、群読、劇でできた構成劇です。台本は頼まれて作ったのですが、先生方が生徒の実情や個性などを生かして脚色されました。なーるほどと感心する場面があちこちにありました。さすがです。
特に帆掛け船と布を使った波は素敵でした。また大森へ魚を売りにくる場面など印象に残りました。
台詞がすぐに出てこない場面が何回かありましたが、みんながあわてずにじっくり待つということにも感動しました。
台詞が出てくると観客から拍手が起こりました。とても温かい雰囲気が流れました。
演劇が教育に果たす効果は誰もが認めるところですが、そういう場面を目の前で具体的にあちこちで見た感じがしました。
初めてなかよし学級の舞台を見たのですが、学ことがたくさんありました。みなさんお疲れさまでした。
(写真はややぼけたものを使い更に縮小して人物ではなく舞台風景として使いました)
2日の山陰中央新報には大きな写真入りで報道されています。5段抜きで写真は三段抜きです。石見ワイド版なので松江や出雲では残念ながら見られません。
「生き生き〃銀山歌劇〃
太鼓やダンスも 共同学習の成果披露
大田の特別支援学級生
という見出しです。「詰め掛けた保護者や小中学生ら500人を楽しませた」と出ています。