青年劇場演出・出演で「群読日本国憲法」のCDが高文研から発行され、福原美佳さんが8人の役者と群読しています。
昨日季刊「青年劇場」が届き、福原美佳さんが写真入りで出ていました。とても愛くるしい顔です。若返ったのかな。美佳さんはぼくが大田高へ転任したときの3年生で演劇部員でした。今は青年劇場でがんばっています。劇研空の特別幽霊メンバーの一人です。
このところ朗読や語りに力をいれているというのは新聞や彼女の個人通信などで読んでいましたが、今回のCDはとてもタイムリイな企画です。どんな群読なのかとても興味があり早速インターネットで注文しました。「青年劇場」で検索すると注文でるページがあります。
単純な朗読ではなく演出が十分行き届いた群読で楽しみです。いま全国に9条の会が広がっていますがそういう集会でこのような群読が行われると新鮮な感動があるでしょう。普段は先ず読むこともない憲法ですが人間や国のあるべき理想や基本が書かれているので声で聞くと感動を生むのではないかと思います。
美佳さんお疲れさまでした。
CDが届きました。早速聞いてみました。
重い音楽の導入で、何故か重苦しい悲劇性を感じたのは憲法の未来を暗示しているのか、ぼくの感性が泥にまみれているからか、ぼくが憲法に期待している「澄んだ青空」感覚から遠く離れていたからか。
群読は声を重ねたり離れたり繰り返したり、工夫されていて面白く聞きました。大切な基本を声で聞き再確認することができるのがいいですね。
美佳さんの声も落ち着いていて、高くなく低くなく、とても自然で、抵抗感なく聞けて、素敵でした。音質と音調は昔とあまり変わりませんね。すぐにわかります。
憲法は国民の権利や自由や平和を守るために、こんなに基本的なことを政府や行政に義務づけていたんだ、と改めて思いました。国民が守べき義務も書かれていますが、ほとんどは日本政府が厳守しなければ行けない義務。それが憲法です。
首相や大臣でありながら憲法を変えると叫びつづけるのは憲法違反じゃないのかな。
「意見を述べるのことは憲法が保障している表現の自由です!」
ああ、そうか、そうですよね・・・。