石見銀山が、世界遺産に登録されようとしていますが、大田市民でも「仙山ってどの山?」という人の方が多いのではないかと思います。
これは、久手町柳瀬、ろうそく岩の近くから撮った写真です。
左端の一番高い山が大江高山(祖式町)。中ほどから少し右にある高い山が矢滝城山。
かすんで見えませんが、矢滝城山の手前に要害山(山吹城)があります。
そして、これまたかすんでいますが、大江高山の手前になだらかな山が見えるでしょうか?これが仙山です。
また、この山の連なりの右端には馬路高山があります。
どうでしょうか、見たことはあっても、どれがどの山か知らなかった方も多いでしょう?
何せ見渡す限り山ですから、山の名前は意識しないとわかりません。
僕も最近ようやく、「あれ大江高山じゃないか?」と思いました。
大田町内からは丘が邪魔して見えませんが、久手町旧国道沿いや、市立病院付近からは良く見えます。
馬路高山の電波塔もはっきり見えますよ。ぜひ意識して見て下さい。
急に馬路や大森が近くなったように感じませんか?
逆に言うと、矢滝城などからも大田や旧街道が見えていたということです。
よく考えて城を建てたんだということが判りますね。
夏には矢滝城に登って、そこからの景色を撮りたいと思います。
さて、この画像はカシミール3Dという地図ソフトを使って作成した、同じ柳瀬付近から、仙山方向を見た画像です。
このソフトは、数値地図のデータを使って3D表示をしてくれるので、さっき言った、「矢滝城から柳瀬を見る」といった画像を作ることも出来てしまいます。
航空写真を組み合わせて、さらにリアルな画像を作ることも可能です。
矢滝城に登れなかったときはこれでご勘弁を…。