R5,今年もよろしくおねがいします

気がつけば新年も10日過ぎています。(気がつかなかったのか!)いえいえ、今、気がついた訳ではありませんが、ぼやぼやしていると、10日なんか、あっ、という間ですね。一年も・・・一生も・・・? 今年もよろしくおねがいします。
劇研「空」は大田市で2000年に発足した演劇サークルです。当初は創作劇を公演していましたが、劇の公演には経費や時間、練習場所、人材、手間など大変で、勤務もある少人数では負担が大き過ぎ、ここ数年は「身の丈にあった」活動をしています。

目標の一つ:「郷土の歴史文化の掘り起こしと再創造、舞台化」は継続して追求しています。昨年の主な活動:
①大田市民会館のカルチュアー講座「朗読で楽しむ郷土の作品」
②第11回「朗読を楽しむ」(市民会館中ホール)
③大田第三中学校の全校英語劇「いも殿さん」の練習援助
④オペラ「石見銀山」京都公演、「風花」の公演にメンバーが参加。
「あの夏 校舎は原爆病院だった」は、①約1時間半の朗読劇ですが、合唱などを取り入れて劇形式に書き直すことも可能です。現在の活動メンバー6、7名では朗読劇が精一杯です。いろいろな分野の人たちとのコラボレーションが必要です。

令和5年、今年はどうするか。「どうする家康?」ならぬ、「どうする劇研「空」?」・・・・中止、継続、変更・・・模索中です。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20230110すはま)

R4,第3回「大田とびっきり寄席」(12/10サンレデイ大田)

12月10日(日)サンレデイ大田で落語の公演があります。サンレディ大田の自主事業で、三回目になります。大森小学校の児童も特別出演します。昨年も拝聴しましたが、大変好評でした。劇研「空」松本さんは「噺屋 忖度」で登場します。楽しみですね。
新聞報道によるとサンレディ大田は1992年に開館。ホールの音響設備や空調が耐用年数を過ぎたこともあり、災害用備蓄倉庫として使うとか。要するに倉庫、物置場となる予定。大転換ですね。予想を超えた大変身です。

このホールは舞台もあり、照明や音響設備も整い、音響照明専門のスタッフもいます。ホールは定員546人ですが、何よりも最大の特徴は、椅子が移動式だということです。そのために、演劇や音楽の公演だけでなく、椅子を格納すれば、集会、展示、ブラスバンドの練習、スポーツ、部活動など多角的に利用できます。とても便利でした。これからのホールの見本みたいな施設でした。いつから倉庫になるのか知りませんが、最後の落語になる可能性もあります。寒中の折柄ではございまするが、どうぞ御御足をお運び頂き、楽しい話芸を御堪能くださいませ。
(ブログ:劇研「空」お知らせ、「空」活動報告、地域情報20221209洲浜)

R4,大田三中 文化祭で英語朗読劇「いも代官」発表

11月3日文化の日、文化祭の全員発表で今年は、朗読劇「いも代官」を英語と日本語で発表しました。今年も依頼されて劇研「空」のメンバーが支援に行きました。5年目になります。たくさん発表や展示の準備があり多忙な中で、全校8名の生徒さんは、短時間で見事にマスターし発表しました。背景画は「石東のあねさん」、英文訳は浅野先生とALTのステーブ先生。A long, long time ago, during Edo era. There was a local governor named Heizaemon. で始まります。
舞台発表も多彩です。弁論、合唱、楽器演奏、研修発表、各種展示。一人ひとりが最大の力を発揮しないといけません。みんなが主人公です。一期卒業生の「道順」(菅原道雄、長見順二さん)のトークと歌も素敵でした。
ステーブ先生には久しぶりに会いました。今も天領大鼓で活躍中。以前大田市人会総会で演奏するために一緒に大阪へ行きました(ぼくは「語り」で参加)。小谷校長先生にも久しぶりに会いました。みなさん頑張っておられて嬉しく思いました。生徒さんと先生方が一体になって取り組んでおらる成果がよくわかりました。少人数学校の良さですね。
3日は松本、山本君がオペラ「石見銀山」の京都公演のために、この文化祭には来られませんでした。ぼくも駄目かと思っていましたが、幸い前日退院、吉川さんと一緒に文化祭を見に行きました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」 活動報告 観劇 地域情報 20221107洲浜)

R4,第11回「朗読を楽しむ」好評裏に終わる(感想の一部紹介)

10月1日、予定通り大田市民会館中ーホールで開催しました。コロナの心配もあり、30名を想定して椅子を用意しましたが、約40名来て頂きました。アンケートも好評でした。そのうち劇研「空」会報23号に掲載しますが、ここではその一部を紹介し, 遅くなりましたが報告とします。参加された皆さん、協力頂いたみなさん、ありがとうございました。

トップは「空」の4人で「吾妻鏡」から当時の時勢を講談調で解説し「北条政子の演説」の現代訳、書き下し文を朗読しました。写真は鎌倉安養院の北条政子像。
「北条政子の演説」(松本、山本、吉川、洲浜)
・テンポ良く進行。掛け合いのような朗読がとても良かったです。・政子に衣装を着せて高い場所で語らせてみては。・政子の演説について初めて知りました。臨場感ある朗読で感動しました。・ラジオドラマの様でした。・鎌倉殿(TV)とマッチして、期待が膨らみました。・テレビを観ているので、関連付けて楽しかった。

大屋町の伝承「鬼の一夜城」(文 高橋和子 渡利章子 朗読)

・このお話が聞けてよかったです。・ふる里の文化を伝える役割ーとても大切です。
・鬼や村人の様子が目に浮かぶようでした。・味のある朗読で、来てよかった。
・鬼岩 先日行ってきました。今日の話を聞いて、よりロマンを感じました。

詩「ふるさとの道端で」(洲浜作 渡利章子 朗読)
・とても好きだった。良かった。・懐かしい気持ちになりました。・会話の部分がすっと胸に入ってきた。・良い詩でした。芝居仕立てで観たい。・邑南町の景色ですね。・ふる里の情景が浮かびました。・味のある朗読で、来て良かった!・その情景が浮かんできて、人の命のはかなさ、一期一会など感じました。

歌唱「琴姫愛歌」(歌、福田隆昌 作詞、松浦和敬)

・馬路の事、琴姫の事、あまり知らないのですが、鳴き砂と琴の音について関連しているのだと知りました。・とても良い詩で曲も素敵でした。レコード化して“IJC”で流されたら如何ですか。・地域を伝える歌、大切ですね。・いいメロディーに心地よい歌が良かったです。・初めて聴きました。琴姫伝説、鳴き砂、目に浮かびます。・ゆったりした愛歌うっとりしました。・松浦さん、いつまでもお元気で、笑顔で。

「川に飛び込んだお袋」(文 栗木義光)「あめ色の風景」(文 武田 穣 朗読 澤江洋子」
・澤江さんの人柄、語りに合っていました。澤江さんがそんなに高齢だとは…、びっくり!いつも上品で素敵です、ファンです。・地域の文化人 利三さんの業績が紹介されていて、タイムリーでした。(今はふるさと文芸は終了しているので)・お年とは思えない程迫力のある素晴らしい声でした。・高齢なのにしっかり朗読され素晴らしいです。・まず、お年に感嘆しました。あれだけ朗読されても息が切れていない、ほんとにお疲れさまでした。

朗読劇「あの夏 校舎は原爆病院だった」(脚本、洲浜昌三 朗読、松本領太、山本和之、吉川礼子、堤 浩隆)資料や記録、手記などから事実を紹介するとともに、映像や音学などを使用して楽しめる舞台として発表しました。特に献身的に看護された女学生、毎日100人規模で看護された婦人会のみなさんへの感謝をテーマにしてつくりました。写真は旧制大田中学校。女学校と共に広島陸軍第一病院分室でした。

・資料や写真、古文献等よく集められ感動しました。
・母校で起きていた事、今戦争の起きている国、ただただ平和を願いたい気持ちです。・大変貴重なお話をありがとうございました。
・母(93歳)学徒動員の話を聞いた事があります。今は認知症で覚えていない。多感な若い頃。校歌、母に聴かせてやりたかったです。涙なみだで聞きました。戦争は絶対にいけませんね。良い時間をありがとうございました。前は話しが少し長かったです。
・貴重なお話ですね、大田の歴史として是非残していただきたいです。ずっと知りたかった分院のお話が聞けたし、皆さんの演技のおかげでとても入ってきやすかったです。中学、高校で演じていただきたい。・いい話でした。

・大田や戦争中のことなど、知らないことだらけで勉強になりました。戦争中の女学生の姿を想像するといたたまれない気持ちになりました。平和な世の中がずっと続くことを願います。
・感動しました。今、子供たちに伝えるべき内容です。ぜひ又、どこかで上演してください。ありがとうございました。
・遠い過去の話、歴史の事実をよく調べて朗読。劇研「空」として大変良いシナリオ、良い朗読で、皆さん大変上手に発表され、大きな拍手 をお送りします。もっともっと市民の皆さんがみられたらと思います。今後も、何回も発表してください。

5人で発表する予定でしたが、直前に一人のベテランメンバーが参加できなくなり、そのセリフを4人に振り分けました。変化、多様性、個性の差を考えて台本を作っていましたので、想定外なことでしたが、朗読でしたので経験豊かな4人のメンバーで無事に終えることができました。朗読と劇では作り方は大きく異なりますが、劇として脚本に書き直しても面白いと思って観劇しました。みなさん、おつかれ様でした。ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。
(ブログ:劇研「空」活動報告 地域情報 観劇 20221010劇研「空」洲浜)

 

R4, 朗読劇「校舎は原爆病院だった」本日10/1

今日は、第11回「朗読を楽しむ」。13時30分開幕です。第2部では、創作朗読劇「あの夏 校舎は原爆病院だった」を発表します。旧制大田中学校、大田高等女学校が広島陸軍第一病院の分院に指定され、約600人の被爆兵士が運び込まれてきた77年前の出来事です。
8月9日に約300人、11日に約300人の被爆兵士が運ばれてきました。どんな状態だったのでしょう。手記や記録を元に発表します。
映像や音楽もたくさん使って退屈しないように工夫しましたが、果たしてどうでしょうか。チケットはノルマになるり負担になるので、ありません。でもどれだけ来ていただけるか見通しは立ちません。椅子を相手にしてもやります。ラストステージかもしれません。頑張りましょう。はい。9時半から練習です。
(ブログ:劇研「空」 お知らせ 朗読を楽しむ 20221001すはま)

R4,「北条政子の大演説」(第11回朗読を楽しむ 10/1) PR

NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が好評です。12歳で征夷大将軍のあとを継いだ実朝はまだ存命中ですが、やがて頼家の子、公暁に殺され、さらに公暁も殺害され、源氏の正当な血筋は途絶えます。ここぞとばかり後鳥羽上皇は北条義時追悼の院宣を発し、兵をあげます。混乱する鎌倉の御家人たちをまとめたのが、かの有名な北条政子の文です。世にいう「政子の大演説」です。原文をどうぞ。
前半に楽しい解説を入れて、手紙を朗読します。俗に「北条政子の大演説」として知られていますが、景盛が「殿原」(武士たち)へ読んだようです。この演説を聞いて殿原は涙を流して感動し、一気にまとまり、わずか一ヶ月で勝利。後鳥羽上皇は隠岐へ流されました。現代文と書き下し文を朗読します。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20220929すはま)

R4, 朗読「鬼の一夜城」詩「ふるさとの道端で」(11回朗読を楽しむ10/1)

第11回「朗読を楽しむ」のPRです。久しぶりに渡利章香さんには、民話と詩を朗読して頂きます。文化協会会報「きれんげ」に安藤和子さんが書かれた大屋町の民話「鬼の一夜城」と『現代生活語詩集2016』に書かれた洲浜君の詩「ふるさとの道端で」。渡利さんが、どのように石見弁を生かして朗読されるか。楽しみです。

迫力がある岩ですね。思わず、何かを空想、連想、妄想したくなります。何時か、この民話を生かして創作民話を書いてみたい。次回は4人で語り朗読する北条政子の名演説を紹介PRします。前売り券は出していません。ご自由にどうぞ。
(ブログ:大田市演劇サークル劇研「空」お知らせ 活動報告  20220927すはま)

R4, 第11回「朗読を楽しむ」市民会館中ホール(10/1)

コロナコロナで2年連続中止しましたが今回は椅子相手でもやります。
10月1日(土)13時30~15時30大田市民会館中ホール。
開場は13時。参加費500円。チケットはなし。気軽においでください。

演目や朗読者など都合により変更することもあります。ご了解ください。できるだけ映像などを使用し目でも楽しめるように工夫する予定です。朗読劇「あの夏 校舎は原爆病院だった」は資料や手記を中心に音楽なども使い楽しみつつ原爆の悲惨さをと平和の尊さを伝えたいと思っています。
(ブログ:劇研「空」お知らせ 地域情報 朗読を楽しむ 20220912すはま)

R4,お知らせ:第11「朗読を楽しむ」・市民会館文化教室「朗読講座」について

第11回「朗読を楽しむ」は、10月1日市民会館中ホールで開催予定です。第一部は自由参加です。第二部は劇研「空」の創作朗読劇です。
月に2回開催している市民会館カルチュアー教室「朗読で楽しむ郷土の作品」は夜開です。その二つの案内をPDFで紹介します。必要な人は開いてご覧ください。
R4,6, チラシ ,第11回「朗読を楽しむ」「朗読教室」開催について」20220608 劇.jtd

何もないと淋しいので、第6回と8回の「朗読を楽しむ」舞台写真を紹介します。
(ブログ:劇研「空」 お知らせ 地域情報 20220706すはま)

R4,「朗読で楽しむ郷土の作品」予定です(6/22)

6月22日(水)大田市民会館カルチュアー教室では大田市出身の田中 通さんの『芋代官』と土橋章宏さんの『いも殿様』の最後の部分を朗読で楽しみます。どんな違いがあるか、どんな狙いか、等々、考えてみましょう。19時30~です。
『家族』は北海道在住の田中秀穂さんの詩集です。たまたま思わぬことから入手しました。調べているうちに田中 通さんの御子息だと分かりビックリ仰天!
都合によっては「ひろば大代」193号掲載の「空襲下に闘う挺身部隊」や「島根学徒報告隊」を読むことになるかもしれません。どれも印刷して持参します。特別に参加される場合には連絡していただくと好都合ですが、飛び入り参加も大歓迎です。
(ブログ:劇研「空」活動報告 朗読で楽しむ郷土の作品  20220619すはま)