H30 充実したひと時 、第9回「朗読を楽しむ」終了

9月15日無事終了しました。参加者は40数人と少数でしたが、中身の濃い、充実した時間を共に過ごしました。出雲国風土記、万葉集、古事記は、約1300年前の古典で難しいので、いろいろ工夫して映像を使い、解説や現代文の朗読も入れて、分かりやすく朗読しました。アンケートでも好評でした。主な写真を中心に報告します。ご協力ありがとうございました。
島根半島の地図を投影して、出雲国風土記の国引き神話を朗読。4つの塊をどこから引いてきたかよくわかります。原文も松本、山本二人で朗読しました。
柿本人麻呂歌集より、三瓶山の浮き布の池を歌ったという説もある4首を田中和子、吉川礼子、二人で朗詠しました。
人麻呂の有名な石見相聞歌の長歌を朗読。沢江さんは今回の朗読のために、江津まで出かけて調べられました。自ら短歌も作っておられます。解説も味がありました。
人麻呂の和歌と現地妻、依羅娘子の和歌を山内さんが現代的な曲に乗せて歌いました。素晴らしい表現でアンケートでも感動したという声がたくさんありました。
刃傷松の廊下は浅野内匠頭が吉良上野介に江戸城で切り付けて事件ですが、それ以前に、未然に防止した津和野藩内幕の物語です。伊藤さんの講談も堂に入っています。
絵本になった古事記を映像をバックに朗読する竹下さん。とても分かりやすいと好評でした。
次にも古事記の朗読はありましたが、写真がありませんので、文字で紹介します。最後は劇研「空」のメンバーで「大国主の試練」を朗読劇として発表しました。劇形式でしたので、迫力があった、と好評でした。

1.講談「刃傷松の廊下未然防止の件」・・伊藤静稔
2.解説・朗読『出雲国風土記』より「国引き」・・松本領太 山本和之
3.『万葉集』より 「柿本人麻呂の石見相聞歌」「浮き沼の池和歌4首」
         朗読・澤江洋子 歌・山内理緒 朗詠・吉川礼子 田中和子
4.『古事記』序文、書き下し文、現代語訳朗読・・松本領太 山本和之
5.『古事記』より 朗読「くにのはじまり」・・竹下ちとせ
6.  〃   朗読「あまのいわと」・・山内理緒
7.   〃   朗読「やまたのおろち」・・・・堤 浩隆 松本領太 山本和之
8.  〃 朗読劇「大国主の試練」堤浩隆 松本領太 山本和之 洲浜昌三       
                     文・洲浜昌三      田中和子 吉川礼子

課題も多々あります。9月は行事がたくさん重なっていること。もっと多くの人に
来ていただくためにはどうするか。時間は、昼か夜がいいか。地味な発表会ですが、来年はどうするか、検討しましょう。みなさんおつかれさまでした。
(ブログ 劇研「空」 活動報告)

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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