福原美佳さん「平和へのメッセージ」13thで朗読

8月14日10時30分からサンレデイ大田で『石見銀山歴史ものがたり』を上演しますが、福原美佳さんもゲスト出演されます。福原さんは大田高校を卒業して青年劇場に入り活躍中です。今年も青年劇場の俳優たちによる「平和へのメッセージ」が8月6日~8日、「青年劇場スタジオ結」で開かれます。福原美佳さんも「移動演劇桜隊ー仲みどりの被爆」に出て朗読します。はるか島根の大田から成功を祈っています。

DSC06675誰か分かりますか。時は昭和59年9月28日。場所は江津校校体育館。題名は『エメラルドグリーンーおれたちのふる里-』作者は洲浜昌三、演出は藤原由美子、舞台監督は武間 篤、道具ー武間、堀 誠司、照明ー武間、屏風昭秀、劇中歌の作曲は藤原則生。亀のじっつあんー清水正重、ふぐのとらちゃんー森山亜矢、ふぐのふうちゃんー森本 妙、ぼっこのせんちゃんー福原美佳、まだいのちよちゃんー藤原奈緒美、まぐろのチコちゃんー齋藤さつき、さけのさくらさんー森脇奈津子・・(プロの世界で活躍中の人が二人、そして、そして、あああ・・あ・・もう会えなくなった人も・・・)

合戦場面シルエット5日は市民会館で練習しました。民謡の高野さん、塩見さん、尺八の山中さんも来られたので、「巻き上げ節」「サンヤ節」「馬子唄」「銀堀うた」の前後を中心に読み合わせをしました。実際に歌ってもらいました。実にいい声、いい節回しです。うっとりします。舞台のことがよく分かっておられるので、安心です。塩見さんにはセリフが今回はあるのですが、声も表現もパッチリです。セリフのなかで、大田弁の方言を指摘していただき、ナールホド、そうだ、と思い、有り難く修正させていただきました。

何度練習しても同じレベルの繰り返しではなく、練習の度に表現に深まりが見え、変化や工夫が見られると、とても嬉しいものです。台本やセリフへの提言もとてもありがたい。多角的な視点が劇を豊にしていきます。

9日(日)は14時から、川合町つくりセンターで練習します。10日は19時30分から同じ場所です。上演時間をⅠ時間15分以内におさめることを厳命されていますので、台本を整理したりカットして調整していますが、場合によっては歌は一番だけということも考えなければいけないかもしれません。

衣装は3日に持ち寄って検討しました。大畑さんの歌は現代の歌ですが、衣装としては羽織袴姿の組頭として、後半の劇にも参加してもらいます。寿禎の会田さんも後半の劇で、親分と源六を追い詰める場面に出ていただきます。セリフがちょっとあります。その台本は送ります。

 

 

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「福原美佳さん「平和へのメッセージ」13thで朗読」への2件のフィードバック

  1. うわ~、恥ずかしい、けど、懐かしい写真!
    先生、「平和へのメッセージ」の紹介ありがとうございます。写真をといわれ、送る時間がなくそのままにしていたら、まさかの写真が…!あ~、びっくりした。
    「平和へのメッセージ」無事終わりました。有志の会なので運営をすべて出演者でやっているため、終わるまでてんやわんやの大騒ぎでしたが、戦後70年と、今の情勢に照らした内容のいい上演会となりました。
    今日から、14日の公演に向けて完全集中してまいります。劇研「空」のみなさん、一緒に稽古できず申し訳ありませんが、12日からよろしくお願いします。お会いできますことを楽しみにしています。福原

    1. おつかれさまでした。
      意義のある時に、意義のある舞台となったことでしょう。

      昭和59年(1984)4月に大田高へ赴任したときには、演劇鑑賞はありませんでした。その年度後半から生徒指導部長の白石先生(ああ、亡くなられましたね。民俗学の大家で著書も多数あります。とてもいい先生でした)に相談して提案し、次年度の行事予定に提出、職員会議で承認されました。

      さて、どの劇団を呼ぶか。一人で随分検討しました。最終的に決めたのが、青年劇場でした。初めて市民会館に全校生と教員が集まり、『少年とらくだ』を観劇しました。当時は今の倍、8クラス時代で、みんな元気がよく個性的な生徒が多かった時代です。演劇に興味がない生徒もいるので、私語や雑談がひろがるのではないかと心配しました。

      ところが、集中して観てくれました。一緒に客席にいると生徒の心が吸い込まれていく感じでした。アンケートもとりました。「とてもよかった」「よかった」を合わせると98%以上ありました。ぼくは生徒の感想文などを印刷して職員会議に提出し、報告しました。もちろん青年劇場には感謝の手紙を添えて送りました。大田高生の文化芸術に対する感性の高さに、大きな信頼と希望を感じたのを覚えています。

      不評だったら、次年度から中止の可能性もありました。受験校で半日時間をとるのは簡単ではありません。経費も相当かかります。行き帰りの事故、エスケープなど校外行事には予想しないことが付きまといます。

      というわけで、美佳さんがいる青年劇場が、大田高校の演劇鑑賞のトップランナーになったのです。その後は音楽と交互に上演するようになりましたが、4クラスになった現在はどうしているのでしょうか。

      8月14日の公演、よろしくおねがいします。みんな不安とともに楽しみにしています。

コメントを残す