H24 「ミュージカルスクール」成果発表

2012/02/12、サンレディ大田でミュージカルスクール講習会の最終日に発表会がありました。題は「ホーンテッドスクール~ようこそお化け学校へ~」(原作 森脇太一郎、脚本 佐藤万里、作曲 川崎絵都夫、演出振り付け 三浦克也)。1月の土、日に終日練習し6回目の最終日にその成果を発表しました。短期間の講習でしたが小学生など23人(だったかな?)がのびのびと舞台で演じました。舞台風景を紹介します。

(開演前のサンレディ大田のホール。普段は平面のフロアーですが移動式で約400席が可能になります。大きさとしてはちょうどいいし、音響や照明も一応の機材は揃っています。スタッフも親切丁寧にしっかりとサポートしてくれます。何故か建設当初から緞帳がないのが不思議です。)

 主催は「OHDA」no WA実行委員会、講演は大田市教育委員会。主催は初めて聞く名前ですが、大田市文化協会と大田市市民会館他で構成されているようです。文化協会の会長、白石さんが挨拶されました。

山陰中央新報大田支局の堀江さんが書かれた「記者コラム」を切り抜いていますが、それによると1997年から8年間、スクールは毎年実施していたそうです。今回の参加者に中学生がいないのはスクールの空白期間に小学校3~6年だった児童がちょうど今の中学生世代に当たるからだという関係者の声を載せ、「継続は力、民間の手で地道に続けていくことが地域文化の地力になる」と書いておられます。

短期間の講習でしたが、セリフや歌をしっかり覚えていることはもちろん、大変のびのびと演じているのが印象に残りました。初めての子どもたちを舞台でリラックスさせるなんて簡単ではありません。指導された先生方の力量のたまものでしょう。舞台装置も工夫されていて照明なども自然でした。ストリーはありふれて平凡ですが、20数名の子どもたちが発表することを考えてよく作られていました。

いい企画だなと思ったのは、5日間の講習で最終日にその成果を公演するというスタイルとです。1年間とか半年の講習なら練習は十分できますが、参加者や親も参加を躊躇する可能性があります。子どもたちは暇ではなく忙しい日常を過ごしているからです。

親としては自分の子どもに、小中高と野球漬け、サッカー漬け、片寄るというのは心配です。水泳も歌もピアノも、できれば舞台に立ってはっきりしゃべる経験もさせておきたい・・・と欲張ります。そういうとき、短期間で演劇講習を受け発表ーというのは魅力的かも知れません。

ジュニアミュージカル風花の子どもたちも数名出演していました。風花はこの3月まで青少年ホームの3階で毎週土曜日の7時20分から練習しています。3月末で青少年ホームは使用禁止。空は河合の町つくりセンターを使用するようにいわれています。風花もかな?風花も参加者を募集しています。興味のある人はどうぞ。

 

 

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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