第48回高校演劇中国大会上演日程

 今年の中国高等学校演劇協議会の事務局は広島市立沼田高校で事務局長は黒瀬貴之先生です。発表会事務局は安来高校で事務局長は細田欣一先生。上演校と演目や時間などの日程を送っていただきましたので紹介します。開場は前回書きましたが島根県民会館中ホールです。

 講師は俳優の二口大学さんと千葉県立柏の葉高校の阿部順先生。

 島根は開催県なので3校上演しますが見応えのある劇を見せてくれるでしょう。1校が代表校として来年8月の全国大会へ出場しますが、どこに決まるか楽しみですね。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「第48回高校演劇中国大会上演日程」への1件のフィードバック

  1.  最優秀賞は山口県の華陵高校に決定。中国地区代表として来年夏に福島で行われる全国大会へ出場します。おめでとうございます。華陵は伝統もありいつも土台がしっかりとした堅実な舞台を創り定評があります。

     島根では三刀屋高校が優秀賞、松江商業と出雲高校は優良賞でした。
     
     優秀賞だった米子高校の脚本を書いた顧問の大和屋かほる先生には創作脚本賞が贈られました。大和屋さんはここ数年世界の名作を素材にして脚本を書いています。大変面白く迫力のある舞台です。

     以前大和屋さんと話したとき、「とても魅力的な方向だし面白く意義があるのでぜひ続けてください。」といった覚があります。大作「罪と罰」を一時間の劇にしたのを観ましたがとても面白かった。高校演劇の中では少し毛色が違い異質な観はまだありますが、一年限りで忘れられていくような骨がなく文学性もなく、普遍性も薄い多数の脚本より遙かに価値があると思っています。

     高校演劇は高校の部活動ですから、どうしても教育的、道徳的、教訓的な臭さが漂い、素材や舞台も高校生だけの狭い世界になりがちでした。今もそう言う傾向はありますが、徐々にそれを脱して普遍性のある作品が生まれつつあるような気がします。大和屋さんはその先駆者の一人ですし、三刀屋の亀尾先生の最近の作品にはそういう指向が見られます。

     そういう意味で力量のある二人には「ますますがんばってください」と届かない声援を送りたいと思います。

     都合があって観劇には行けませんでしたが、沼田や鈴が峰女子はどうだったんでしょう。

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