県民文化祭 しまね文芸フェスタ2009終わる

文芸フェスタ2009の1
出雲市民会館でおこなわれた今年度の文芸フェスタは終了しました。講師は平田市出身の声楽家、大岩誓子さん。日本の童謡などの作者と詞が生まれた背景を話して、会場のみんなも一緒に歌うという今までにないフェスタでした。 


 大田出身の竹治力雍史さんの司会で開会式、出雲市長や川柳の金築雨学さんお挨拶、壇上に座った我々5部門の代表者の紹介そして講師紹介が終わると舞台へコーラス隊が集まって合唱。大岩さんもすばらしい声で歌われました。いままではその部門の有名人を呼んでいましたが、今年は一般の人を集めたいという金築さんの考えで実現したものです。

 来年は浜田で大会があり、詩の部門が担当です。誰を呼ぶか。候補者はあるけど、詩人は2,3名を除き、一般の人にはまったく馴染みがないのが頭が痛いところです。

大岩さん親子

 前日の土曜日の夜に一畑ホテルで歓迎会があり、出雲市長も出席して挨拶されました。大岩さんとは同級生だったそうです。30名ばかりの出席でしたが、
大岩さんの娘さんも来ておられて、名刺を交換して挨拶したら、なんと!
「大田といえば、山田岬君のところですね」とのこと!聞けば大田高校演劇部にいた岬君が所属しているシアタージャパンにいるのだそうです。

 フェスタの日にはピアノを弾き最後には大岩さんのウエストサイド物語の曲に合わせてミュージカルを披露されました。ピシッと姿勢が決まっていてもまぶしいくらいの笑顔も踊りも素敵でした。さすがに鍛えられたプロだけのことはあります。

 午後は詩の分科会で自作氏詩の朗読と感想を述べ合いました。光年の坂口さん錦織さん、吉田さんも出席されて、全員で13名。とても充実した会になりました。

 一時川柳部門は崩壊状態でしたが、ここ数年勢いがあり、人数も増えています。俳句、短歌、詩と違って庶民的で自由な表現が好まれるのかもしてませんが、川柳部門の人達の会の運営のうまさや人柄の庶民的なところなどが人を寄せ付けているのかも知れませんね。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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