石見銀山昔語りの会 『銀山ものがたり つづき』刊行

石銀も語り1
 平成21年3月、『石銀ものがたり』の続編が刊行されました。地域に伝えられてきた話や人物伝など語り口調でうまくまとめられています。


 目次を紹介しておきましょう。

1.銀ほり伝兵衛さん
2.おツルのはなし
3.降露坂の一つ目お化け
4.『熊谷家』とオチカ
5.領民の命を さつま芋にたくして
6.関西の神楽が宅野に
7.金の卵が二つ!

 最後の「金の卵が二つ」は、本因坊道策と井上道砂因碩兄弟のこども時代のはなしです。道策は本因坊の第4世になり碁聖と言われた人、弟は井上家という家元の第3世となった人。2人とも仁摩町が誇る有名人です。

 それぞれの話がとても読みやすく、しかも印象深く書かれていて、大田にまたいい本が生まれました。読み聞かせを聞く子どもたちの心にきっと長く残ることでしょう。
ツルのはなし

 挿絵は前回と同様に尾村七恵さんで、親しみのある絵がとても良い味になって本を楽しくしすばらしい効果をあげています。

 編集委員は勝部良子さん、吾郷紀子さん、竹下ちとせさん、田村尚子さん、藤間元康さん、無川ひとみさんです。仁摩町まちづくり委員会の助成を受けて作成されました。こういう委員会が仁摩にはあるのですね。未来の子どもたちの夢を育てるとても良い仕事をされたと思います。

新聞
 
 またいつか劇研空と一緒に朗読会でもやる機会があればいいですね。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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