岩町功先生47回山陰中央新報文化賞受賞

岩町功
島根の高校演劇の父ともいえる岩町先生が2008年度の山陰中央新報社地域開発賞で文化賞を受賞されました。 


岩町先生は東京でプロとしても新劇活動をされた人ですが、事情があって島根へ帰り高校教員になってからは演劇部の顧問として島根の高校演劇に大きな実績を残されました。特に島根の創作劇の草分けでもあります。

最初の創作が昭和31年に津和野高校が上演した「水を光にする話」です。
33年に「赤瓦の下で」
37年には江津高校で「石州口の合戦」
38年「八月十五日の少年」
39年「赤瓦の歌」
41年「橋本三兵衛
42年「はたちの心ー若き日の抱月」ー全国大会出場
44年「神在坂篠笛」
45年「石見山地」ー全国大会出場

主なものを挙げてみましたが、地域のことを素材にして創作されているのが特徴です。そのことは退職後の今も変わりません。浜田市教育文化振興事業団副理事長、石央文化ホールの顧問として演劇や文化活動に力を注いでおられます。11月に浜田で文楽の公演がありましたが、それは岩町先生の人脈や企画力と実行力があったから実現できたことです。持田諒先生も来られました。

岩町先生といえば開藤哲朗先生と名コンビでした。開藤先生は退職後に他界されましたが、いまでも残念です。

昨年この賞を受賞されたのは出雲の米山道雄先生、スポーツ賞が土井正人さん、教育賞が福原道夫さんです。

土井さんは益田工業高校時代に一緒に下宿していたこともある友人で、今は江津の市会議員、ボートで活躍し江津工業高校のボート部を全国レベルに育てた功労者でもあります。
福原君は益田工業高校の生徒さんでした。卓球で大活躍し現在も指導しています。

その前には、邇摩高校の水泳部員で現在大田の水泳の指導に大きな貢献をしている浜田尚君がスポーツ賞を受賞しています。担任をしていました。若くて受賞ですから大したもんです。

1月14日ですが、あけましておめでとうございます。

賀状に「ブログをみているので更新してください」というのがありました。確かに一ヶ月も同じ画面のブログや掲示板では開く気もしなくなり、度重なるとて腹がたってきます。書きたいことは山ほどありますが、個人のブログではないので、できるだけ地域の演劇や文学や文化の面での活動を取り上げて書きたいと思っています。また調べものをするときに役に立つようなことも書いておきたいと思います。僕自身もそういうときに大いに助けられています。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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