「演劇と朗読を学ぶ会」・志々公民館で

志々公民館
 大田から三次へ出るとき様々なルートがありますが、その一つのルートを走っていると急に風景が広がり、右手に石見が瓦の集落、左側にこの建物があります。


 志々公民館です。館長さんから依頼があり、演劇や朗読などの話をしてほしいということで、7月15日の夜行きました。劇研空の活動が地域の文化活動の何かの参考になればと思って引き受けました。

 志々は公民館活動が活発で4月には公民館祭りを開き有志で劇も上演しておられます。

 20人ばかり集まられましたが、1時間の話の後、活発な意見や質問がありました。
 義理で集められて、担当者の顔を立てるために義理で話を聞くというのがこういう集会ではありがちすが、この地域では以前から演劇活動や読み聞かせなど文化活動が活発だったようです。自分で物語などを書くという女性もおられましたし、長い間演劇などの裏方もやっていたという男性もおられました。

 いっぺんに演劇発表までいかなくても、地域の伝説などを朗読や語りや群読などにして発表していきながら活動を高めていくのも一つのやり方です。書く人もおられるし、そのうち形になっていくかも知れません。

 朗読や群読などで参考になることがあれば劇研空のキャストにも実演指導できることがあるかも知れません。
志々

 過疎で衰退していく山間部の集落にこのような文化活動の芽がうまれるということはうれしいことです。花開けばいいですね。

 

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「「演劇と朗読を学ぶ会」・志々公民館で」への1件のフィードバック

  1. 9月下旬に電話があり
    志々の子供たちが地域の伝説を紙芝居にして10月初旬に発表するので大人も協力して劇をやりたいので台本を書いてくれないかとのこと。
    10分の寸劇だと言うことで他のことを後回しにして挑戦しました。志々公民館のスタッフが中心になって演じられるそうです。井戸平左衛門が赤名宿を通りかかり子供たちの紙芝居に出会うというものです。
    10月5日が発表の様子でしたが無事おわりましたでしょうか。見ることができず残念でしたが子供たちを励ますために大人も参加されるということはすごいことです。
    見た人はいますかとかいてもここを見るひとがいないのに無駄です。そうですね。

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