石見銀山天領太鼓と共演「和太鼓で奏でる石見銀山歴史物語」

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 劇研「空」の活動も目下小規模になっていますが、現在は08/5/18に大田市民会館で上演される石見銀山天領太鼓との共演の準備を進めています。


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 8曲の和太鼓演奏が石見銀山の歴史をイメージして演奏され、石見銀山の歴史の語りと詩の朗読(洲浜)銀山巻き上げ節(河村)尺八演奏(森山)劇研空の寸劇(松本、山本他)
で構成した約1時間20分の舞台です。

 今まで6回上演しましたが、好評だったためにもっと大勢の人たちに紹介して欲しいという要望に応えて市民会館も入った実行委員会を結成し島根文化ファンドの助成を受けて上演します。

18:30開場、19:00開演
前売り券は大人1000円、高校生以下500円、当日は200円プラス。市民会館やサンレディにも券はありますが、劇研空の
メンバーも持っていますので連絡してください。
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 天領太鼓といえば普通の人たちは彼岸や天領さんの祭りで演奏される野外の太鼓演奏を思い出します。だから券を薦めても「もう何回もあちこちで聞きましたので…」という言葉が返ってきます。

 ところがどっこい!今回の演奏を聴いた人たちは単なる太鼓演奏ではなく深い感動を与える芸術作品だということに気がつくでしょう。

 日本中に和太鼓の演奏集団はたくさんあります。プロとして海外でも活動し歌舞伎役者や舞踏家や神楽と共演したり先駆的な試みも行われています。

 しかし「語り」を取り入れた和太鼓演奏は初めてではないかと思います。下手な語りを入れたら、太鼓演奏の説明になってしまい芸術的な効果を台無しにする可能性が高く、語りとは相入れないのが普通です。

 石見銀山天領太鼓で「語り」との共演が実現したのは一つには石見銀山という深くて広がりのある歴史が背景にあるからです。そのために8曲もの太鼓演奏曲目を石見銀山の歴史や舞台をイメージして作り、演奏することができるのです。例えば「江の川太鼓」が江の川をイメージして8曲演奏しても
似たような曲になってしまうことでしょう。

 世界遺産に登録された石見銀山の世界的、日本的な歴史上の価値や普遍性がバックにあるので、各地にある太鼓演奏とは違う芸術的な効果や感動が生まれてくるのだと思います。

 江戸時代には大森の小高い山に太鼓堂があり、太鼓をたたいて時刻を告げていました。石見銀山天領太鼓のルーツといってもいいでしょう。

 劇研空は劇を上演したいのですが、メンバーが忙しくて目下劇は上演できません。しかしあきらめてしまったわけではありません。そのうちやります。

 8月14日には劇や歌もある楽しい石見歴史物語を上演することになっています。台本はこれから書きます。アイデアは以前から頭の中にあります。色々な人に出てもらいたいと思っています。我こそは!と思う人は今から準備をしておいてください。A盆に都会から帰ってくる人もOKです。ちょっとでも役を作ります。名乗りをあげてくれる人を待っています。
明日でも明後日でも明後日でもいつでもどうぞ。

 久しぶりに空の活動報告を書きましたが、読む人がありやなしや。結局は書いても書かなくても同じことでーす、という天の声が聞こえてきました。ううううう…。

 

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「石見銀山天領太鼓と共演「和太鼓で奏でる石見銀山歴史物語」」への4件のフィードバック

  1. ちゃんと読んでますよ、州浜先生!
    初めまして、というか何度かお見かけしております、というか高校1年の時に英語でお世話になりました。(娘さんと同い年です)
    天領太鼓、メンバーに知人が多数いるため度々演奏は聴いております。昨年の20周年記念公演で新作を聴いて「いいじゃんこれ!」と思い、先日の神楽大会で「やっぱりいい!」と思いました。5月18日はすでに予定があって行けないのですが、成功をお祈りしております。
    現在私はデザイン(Web・DTP)を生業にしているのですが、数年前に帰郷し、大田の様々なデザインの惨状(?)を見て、どうにかせねばと日々悶々としているところです。ですので大田の文化レベルの向上に奔走されている先生を見て、「分野は違えど、私も頑張らねば」と、とても元気付けられています。
    ところでちょっと宣伝になりますが、自作サイト「大田系ブログポータル O*HUB」に、勝手ながら先生のブログを登録しております。
    http://ohub.iwami-ginzan.jp/
    ここでは登録されているブログの新着記事がいち早く表示されますので、先生のブログの更新状況もすぐに分かります。まだ日に30件程度のアクセスしかない弱小サイトですが、大田にまつわる巷の情報が時系列で見てとれてなかなか面白いです。お時間ある時に見てやって下さい。
    ですので安心して下さい、ちゃんと読者はおりますゆえ(^^

  2. 誰もいないと思って好き勝手にやけっぱちな一人芝居をしていたのをちゃんと見ていたのですね!!うううう…
    しかもなんとなんと我が娘と同級とは!アヤ?それともノリ?
    デザインをやっているとか。大田では大変だろうけどがんばってほしいね。応援します。
    ではさっそくmake a visit to your blog することにします。

  3. 行ってきました。「帰りましたぁ」
    なーるほど、と感心したことが二つありました。
    1.大田市全体の傾向が俯瞰できる(We can take a bird’s eye view of the movemennt of Ohda City)
    ことです。
    一人一人が好き勝手にバラバラ森の中状態でやっていますが、ここへくると全体が見えてきます。こういうことをする役目や人はとても重要です。
    2.ブログも単なる出来事や個人的な思いをずらずらずらずら書いても結局書かないのと同じことになりますが(ファンがいる人や有名人なら別です)キラリと光る批評眼やcreativeな目も生きているので参考になり読む価値があります。
    劇研空のブログや掲示板はぼく個人のものではありませんので個人的なことはできるだけ避けていますが、
    地域でがんばっている演劇や文学などは取り上げて紹介したいと思っています。その際気をつけるのは良い面に目をつけることです。
    しかし「仲閒ほめ」「自分ほめ」になっては無意味なので必ず一つか二つは建設的、創造的な観点から批評することにしています。批評したいことはたくさんありますが、一方的にやられても当人や団体はいい気がしないでしょうから筆先には神経を使います。
    地域の演劇、小説、詩、など文学活動の惨状、そしてデザインの惨状(!)をどうにかするといっても簡単にはできませんが、何もしないと何も動きませんので
    好きなことを通して一つ一つやって行きましょう。
    お気に入りに入れましたのでまた訪問します。
            

  4. 貴重なご意見ありがとうございます。先生の言葉一つ一つに、またいろいろと考えさせられました。
    なるほどー、森、bird’s eye view ですかあ…。
    今このサイトのネーミングに頭を悩ませておりまして…(^^; O*HUB(オーブ)というのもコードネームみたいなものなので、人に言う時「大田系ブログポータル」と紹介しており、もっと気の利いたキャッチーなのが欲しいなあと考えているところです。参考にさせて頂きます。
    私もこのサイトを作って、良質なサイトがあることに気付きました。見るたびにいろんな発見があって面白いです。
    そうですね、一度にはできないので少しずつ動いて行きたいと思います。
    結局デザインの『レベル』を上げるには現地で活躍する『人』が必要だと思っています。
    ちなみに最近のデザイン系(特にweb)の現場では、インターネットの普及で遠隔地の仕事を請け負うことができます。最初から大田でスタートするのはキツいですが、東京等で基礎的なスキルやコネクションを作っておけば、大田にいながらにして様々な仕事ができます。ただ、個人でやるには営業力やデザイン以外の力、バイタリティがないとなかなか厳しいですけどね。究極はデザイン会社の制作部門が大田にある感じになればなあと。
    都会は情報も刺激も競争相手も多くとても魅力的ですが、田舎で季節感のある生活をしながら、都会に負けないクオリティで仕事ができたら理想だなあと思っています。
    そそ。娘さんと同期ですが同じクラスになったことがないのでお名前失念…、スミマセン。32歳です。理系組でした。

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