石見銀山「天領太鼓」20周年記念公演5/20

天領太鼓リハ
 2007年5月20日(日)17:00~天領太鼓の公演があります。創立20周年記念公演です。緞帳を下ろして舞台に演奏のステージと客席を設けた面白い空間での公演です。写真は5月16日の夜行われたリハーサルです。僕も頼まれて参加します。何をやるの?太鼓をたたくん?そんな体力があるん?


太鼓の演奏曲目は「龍声」「岩響」「絆」「宝の山」「天空の都」「鞆が浦」「ソーマ銀」「彩り」など8曲です。石見銀山をイメージした曲です。

太鼓演奏の前にそれぞれナレーションが入ります。石見銀山の歴史に関する「語り」的「朗読」的「ナレーション」です。

そして中程で2回笛の演奏と詩の朗読が入ります。曲は「銀山巻き上げ節」と「銀山大盛の歌」(たいせいのうた)という石見銀山に残る歌です。

詩は、以前、島根県詩人連合で発行し好評だった「島根の風物詩」(1000円)に掲載した「銀山街道 降露坂」と「五百羅漢」の二編の詩を朗読します。

太鼓演奏で朗読を入れるという試みは今までに無いことだそうで面白い挑戦です。ステージには約200席椅子が用意されています。会館の林さんと田村さんが照明や音響でがんばっています。大田高校で英語の講師をしてもらった岩石先生も女性太鼓奏者です。ニュージーランドのデービスさんも有力な外人太鼓奏者です。大将は近藤勇、じゃない、近藤整骨院の先生です。

なんと、ぼくナレーションと詩の朗読をやることになった、というか、ならされた、というか やるのです。ナレーション原稿の修正や構成を依頼されたのですが、軒を貸してあげたら母屋も・・・という次第です。

20日は10時から島根県詩人連合総会が大田市であり、4時ごろ退席して、天領太鼓に参加します。19日夜はリハです。面白い舞台になりそうです。世界遺産に登録されれば文句なしですが・・・どうでしょうね。天領太鼓本番

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「石見銀山「天領太鼓」20周年記念公演5/20」への2件のフィードバック

  1. 今回の公演は200人しか入らない市民会館のステージに舞台を組んでの公演でした。狭い空間でやりたいと言うのが近藤先生の強い希望だったそうです。それが成功しました。銀山の間歩の中で聞いているような気がしたという人もあったそうです。県内外から来ら太鼓関係者にも好評だったそうです。
    公演後に我が家にも3件電話がありました。
    「最近こんなに感動したことはなかった。涙がでてきて仕方がなかった。最初の語りから最後まで石見銀山のイメージが浮かんできた。なぜ世界遺産か分らなかったけど、語りで銀山の価値や歴史がよくわかった」とある婦人はいわれました。
    もう一人は男性で、「語りの間や調子がとてもよかった。さすが00だと思った」
    もう一人は、「感動して何度も涙ができた」という老婦人の声でした。
    太鼓演奏を、石見銀山の歴史を語る朗読と詩で構成したのが異色でオリジナリティがありました。普通は太鼓演奏だけだそうです。激しい太鼓の合間に笛をバックに静かな詩の朗読が2回入るという噛み合わせは「動と静」の落差が激しく、観客の心も揺さぶったのでしょう。
    6月6日に近藤先生、岩石さん笹木さんがDVDを持って来宅されました。再演、と言う声があちこちからあるそうです。「その時には市民会館の舞台は広すぎるので、装置などで工夫する必要があり、劇研空にも協力して欲しい」と言われました。
    そこで大田高校演劇部の大道具や小道具、照明器具の話しをしました。「体育館が解体されるのでみんな邪魔になり、保管場所さえあれば一時的に預かっておきたい。大道具の中には修正して使える物があるし、そのまま使える物もたくさんあり、それを天領太鼓の時に再利用すれば経費もやすくあがる」と。
    近藤先生や笹木さんは「天領太鼓の倉庫は木材置き場を借用していてとても広いので置いてください。運ぶときに天領太鼓のトラックもだします」
    なんと!まるでイキガミサマの声ではありませぬか。天領太鼓とのコラボレイションはこんな形でも成果を発揮したのです。
    先日5人で大田高校の演劇部の整理をしながら、ふと言いようのない寂しさを感じました。
    「演劇に青春を賭けた若者達が大田高にもたくさんいた。彼ら彼女らが残した足跡をみんな処分している・・・」
    数日後、部室の脚本、ノート、小道具、日誌などを処分するために段ボール箱へ投げ込みながら進んでいく劇を書いてみた、とふと思ったのです。
    そのとき同時に浮かんだのが、部室で廃棄用に詰め込んだたくさんの台本などガラクタです。小道具として新たに作れば大変な手数がかかります。演劇部室で詰め込んだあのガラクタはまだそのままになっているだろうか。まだあれば残しておいて劇に使いたい、と思っていたのです。
    近藤先生に話したとき、このことも頭の中にあったのです。ガラクタも保管しましょう。歴史のたった古いガラクタを作るくらい難しいことはありません。
    今回天領太鼓の朗読を頼まれたことから予想外の発展があり人のつながりのありがたさを思いました。
    ちなみにこの石見銀山天領太鼓は今年の8月13日、大田高校卒業生会・瓶陵会総会で上演予定とのことです。ぼくも協力を依頼されました。近藤先生が今年の幹事の一人だそうです。

  2. 8月13日は大田高校の卒業生会、瓶陵会の総会の日です。毎年イベントが組まれますが、今年は世界遺産登録を記念して石見銀山天領太鼓の演奏です。近藤先生が幹事だそうです。
    11時からですが、卒業生は多分100~200人来ればいい方だと思います。近藤先生によると一般の人も自由に入場していいそうです。興味がある人は是非聞きにきてみてください。
    12日は朝からリハーサルでした。約1時間10曲の太鼓演奏と石見銀山の語り・詩の朗読で構成するという実験的で意欲的な舞台です。

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