笑顔

あんまり演劇に関係ないことばかり書いていると、見放されてしまいそうなので、(少しは)関係あることを書いてみようと思います。

突然ですが、軽く微笑んで見てください。
目だけをにっこりさせた方は不正解です。
「つい口元がゆるむ」と言うように、実は目よりも口が先に笑うものなのです。
演劇では当然表情を作りますが、人は知らず知らずに表情を変えていますから、それを意識的に変えるのは大変難しく、ついつい単調な顔の演技になってしまいます。
目の動きは意識しやすいですが、口なんかはついつい知らない内に動いています。

人は顔を識別することにたけていて、無意識にでも表情から心情を読み取っていますから、不自然な演技にはすぐ気付かれてしまいます。
不自然と思わなくても、違和感として残ります。

ところで、嘘をつくと鼻の穴が拡がる人がいます。
これには科学的根拠があって、嘘をつくというのは人間にしかできない高等な行為ですから、脳がフル回転するので酸素を取り込むために息が深くなったり、鼻の穴が拡がる訳です。
演技となると更に高等な技ですから、舞台上でパニックを経験した方もおられるでしょう。

さて、生活をしているとどうしても意に反して作り笑顔をしなくちゃならないことがあります。
あなたの作り笑顔、本当に大丈夫ですか?
鏡の前で今一度確認してみましょう。
鼻の穴が拡がってないかも忘れずに!

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