第6回Milky-wayコンサートを大田市民会館で楽しむ

組曲石見銀山

 7月16日(土)大田市民会館で市内の合唱グループのコンサートがあり招待券をいただいて聞きに行きました。石見銀山の歴史と民話から舞踏劇「鶴」を3月に公演しましたが、その中で4曲コーラスで歌われました。作詞は洲浜、作曲は大田の大畑世利子さんです。その後頼まれて一曲作詞しました。コンサートで組曲「石見銀山」と題して大田市少年少女合唱団、大田高校合唱部、フレンズ・ウエーヴ、サウンド・コラージュのみなさんが歌いました。衣裳を着け、動きのある振り付けもあって楽しく聞くことができました。
 曲は「石見銀山世界の宝」「早春の仙の山に立つ」「世界へ開く銀の町」「銀を求めて」「銀の道」などです。目的は劇中歌として作詞したので、歌としての独立性があるかどうか心配な点もありましたが作曲の力でしょう、それぞれの歌がとても新鮮な感じがしました。


コンサートラスト
女性コーラス「花音」はとてもきれいな声を聞かせてくれました。声がよく揃っていて時には一人が歌っているように聞こえました。第一部では他に「コーラスなでしこ&きれんげ」もなつかしい歌を二曲、二部ではゲスト出演で米子から「ゴスペルオーブ」のみなさんが聖書の歌を英語で9曲。とても生き生きと歌われ心が和みました。表情が素敵でした。指導者の小徳浩子さんは大田の近藤医院の娘だと自己紹介されました。そうすると大畑さんとは姉妹なのですね。すごいすごい。芸術姉妹。竹下千歳さん(詩の朗読のとき特別出演していただいた)をはじめ、4人グループの「アンジュドゥルミエール」はレベルの高い合唱を聞かせてくれました。フィナーレは全員で「たなばたさま」「夏の思い出」を谷口栄一先生の指揮で歌い終了しました。
 聴衆は800くらいだったでしょうか。演劇の観客のことをふと思い、うらやましくなりました。あの「鶴」から、その中の歌が独立していくのをみて、感慨深いものがあります。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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