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R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」約40話より選抜

2023年度は、大田市民会館カルチュアー教室で、「郷土の民話」をみんなで朗読してきました。約40話くらい読んだことになりますが、まだまだたくさんあります。しかし時間も限られていますので、8月2日のカルチュアー教室で、今まで読んだ民話の中から、12回「朗読を楽しむ」(9月30日)に発表する民話を選び,朗読し易いように手を入れ、印刷して冊子にしました。読みたい人があればとどけます。

・たにし息子 ・草鞋の中の石  ・鼻なおし ・兵児かかや
・雷のごちそう・長い名前の子ども・茂ヱ衛門キツネ
・茂右衛門狐 ・尻焼兵左衛門  ・一王・仁王物語
・丹波五反田の石塚       ・三瓶姫逃池物語

できれば、朗読する舞台のスクリーンに絵をプロジェクターで投影したいのですが、残念ながら我がメンバーにはそれができる者がいませぬ。だれかいないかな、と思うのですが、いません。絵が好きな子どもさんでもいいんだけどね。高校の美術部はどうかなと思ってある顧問に話したけど、話しただけ、さあ、どうする。どがしょうかな。こがすりゃどがかな、という人はおらんかな、方言の民話もあるけ、方言がうまく話せる人もほしいな。
(ブログ:詩の散歩道 劇研「空」お知らせ 20230821洲浜昌三

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」(大田市民会館次回6/21)

市民会館のカルチュアー教室、「朗読で楽しむ郷土の民話」、次回からの予定は、6月21日、7月5日、7月26日、19時30分~21時です。21日は、「包み隠し地蔵」から読みます。当日プリントは渡します。興味がある人はどうぞ。1~13までは読み終わりました。面白い民話もたくさんあります。

1 たにし息子 石見の昔話 山口 大谷千代宝
2 鼠の浄土 〃 〃
3 若宮さま ふるさと読本 鳥井
4 茂ヱ門キツネ 〃
5 お松きつね 〃
6 ごかい米 〃
7 きつねのしかえし 〃
8 百済観音 〃
9 狼の恩返し 〃
10 草鞋の中の小石 石見の昔話 斎藤多作 三隅町
11 鼻なおし 〃 渡辺休二郎 富山
12 兵児かかや 〃 〃
13 猫が小判になった話 ふるさと読本      長久町
14 包み隠し地蔵 〃
15 茂右衛門狐 〃
16 目ざまし鎌 〃 土江
17 稲用の殿様 〃 稲用
18 一つ覚え 25 石見の昔話 山口町 大谷千代宝
19 五十猛知名の由来 27
20 釜屋海岸の牛鬼 29 ふるさと読本 五十猛
21 尻焼平左衛門 31 〃
22 飴買い幽霊 34 〃

(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230617洲浜)

 

R5,大田市勤労青少年ホーム、働く女性の家ホールの共通点

有志の皆さんの熱意でサンレディーのホール備蓄倉庫計画に反対の署名が9747筆集まり、5月9日に市議会議長に請願書に添えて提出されたことは新聞でも報道されました。6月~9月に議会閉会中審査という形で審議されるそうです。どうなるかは分かりませんが、9747筆という署名には重みがあります。

今回の問題で、担当の産業企画課と参加者の質疑応答(私も数回質問しましたが)を聞き、両者の間には基本的な点で齟齬があるのを感じてきました。同じような問題に11年前に直面しましたので、参考までに感想を書いてみます。

簡単に結論を書けば、管轄の問題ですー
・社会教育や芸術文化行政を管轄するのは教育委員会です。
・地域の産業や労働、雇用問題を管轄するのは産業振興部(産業企画課)です。
★働く女性の家・サンレディーを管轄しているのは産業振興部。30年前に政府の設立目的に賛同して補助金を受け、「働く女性の家」を設立しました。ホールは請願を受けて特別に建設。(この規模の立派な多目的ホールが併設された例はほとんどない)しかし現状は女性専有ではなく一般市民の音楽、合唱、舞踊、演劇、展示、講演、集会など芸術文化関係のために使われています。しかし管轄は産業振興部です。大田勤労青少年ホームの例と酷似しています。

大田市民会館の隣に、鉄筋3階建ての勤労青少年ホームがありました。国の補助金を受けて昭和47(1972)開設され、産業振興部の管轄でした。その設立目的のポイントは、「勤労青尐年の福祉に関する事業を総合的に行うことを目的とする施設」です。青少年とは15~35歳を想定していました。三階は広い集会室で多くの団体が使用しました。しかし時代と共に全国的に青少年はあまり使わなくなり当初の趣旨に反して一般市民が主に使用。老朽化などもあり全国的に廃止される例が多くなしました。大田の青少年ホームも同様ですが、耐震化の問題もありました。

勤労青少年ホームは多くの団体が利用していました。
(17団体:ラージボール卓球クラブ44人、ウンドオーケストラ58、劇研「空」15,フォークダンスサークル21,ダンス同好会16,手話サークル10,女性コーラス「花音」31,卓球クラブ10,ラウンドダンスの会6,ジュニアーミュージカル「風花」25,尺八「愁山会」、大田青年会議所31,大田市青年協議会85人、これ以外に次の団体も会には出席されました。音楽協会、合唱連盟、名画シアター、アマチュアーバンド、石見銀山天領太鼓、大田高吹奏楽部、第一中学校吹奏楽部、小中連合音楽会、表現ダンス発表会、石見銀山神楽連盟、市老人クラブ、小笠原流石見支部、池坊石東支部)
定期的に利用者会があり年末には懇親会も開かれていました。

市から廃止解体方針がでると利用者代表と産業企画課、複数の市会議員などとの会合が数回開かれ市長交渉も行われました。最大の問題は、利用17団体の次の集会場所探しでした。
最終的には場所が提案され決着し、40年使用された建物は平成22年(2010)解体されましたが、場所が遠くなったり不便だったり問題も多々ありましたが、高い次元での総合的な芸術文化政策の必要性を痛感しました。

この時点で、ほぼ同時に市民会館の耐震問題が持ち上がりました。市民会館は、社会教育や芸術文化を管轄する大田市教育委員会です、会館は2年間閉鎖されることになり教育委員会は県の文化振興課と協力して「大田市の芸術・文化振興について」文化団体や関係者を対象に何度も説明会や検討会を開き、中央から専門講師も呼んで「文化プロデユーサー養成講座」を何度も開催しました。市民からアンケートも取り、立派な「大田市芸術文化振興計画第二期-2018ー2027」も刊行されています。
(次の2冊のファイルこのときの資料です)

産業企画課と教育委員会ーそれぞれ独自の管轄分野や目標があります。単独ではなく高い次元で総合的に判断する視点が必要です。それは何処か誰か・・さあ、どうする・・。

大田市役所も移転予定。日々、駅東側の小山が崩されています。現市役所は解体して更地にするのか。一部でも残して何かに利用するのか。新しい市役所に市民が利用できる200名程度の舞台付き多目的集会室はできないか。パルの跡地はどうなるのか。大田ふれあい会館はパストラルの跡地に新築予定とか。ならば現在のサンレディーと共にホールも活用できないか。大田まちつくりセンター、中央公民館(まだ名前はそのまま?)文化協会事務局の場所・・・これらはどのようにするのか。

ホールの備蓄倉庫案は12月に急に出てきた計画です。1,2年くらい時間をかけて大田のホール問題、文化芸術活動場所問題を検討してもらったらどうでしょう。備蓄倉庫に決定されるにしても、同時に建設的で総合的な計画が提示されないと署名をした人たちの気持ちは燻り続けることでしょう。上の写真は解体を終えた勤労青少年ホームです。40年間、おつかれさまでした。ここまで書くのもつかれました。おつかれさまでした。
(ブログ:stagebox 詩の散歩道 地域情報 20230517洲浜)

R4,長尾英明著『石見銀山物語』より井戸平左衛門のこと

6月22日の「朗読で楽しむ郷土の作品」で、井戸平左衛門の小説二編を輪読しました。時間がなくて表題の『石見銀山物語』を取り上げられませんでしたので紹介します。
この本は長年ガイドをされている大田市の長尾英明さんが2月に出版されました。Ⅰ話から158話まであり、石見銀山ガイドの会のブログで掲載された記事を再編集して刊行されました。とても読みやすく、石見銀山の歴史や当時の状況がよく分かります。学問的な本ではありませんが、最新の資料や調査に基づいて書かれているのも特徴です。不確実なことや、伝説、作り話などは区別して説明されているのも特徴で信頼が置けます。
この本によると、平左衛門は享保16年11月に大森へ着任し,20日ばかりいて27日に江戸へ帰り、翌年の7月末まで江戸に居ました。息子の病気や死と関係があるかもしれないと推測しておられます。8月に大森へ来てから精力的に領内を巡検しています。笠岡や上下町、四国の伊予まで実に活動的です。薩摩の僧、泰永のことや、伊達金四郎を遣わして、さつま芋を鹿児島から取り寄せたという記録はなく、作り話だろうと推測しておられます。とても参考になります。
[閑話]・・・長尾さんは昭和41年大田高卒ですが、不思議なめぐり会わせで、同期の塩田さん、竹治さん、中島さん、佐々木さん、中村さん、西村さん、石田さんなどよく知っています。みな音楽や文学に精通した文化人であることも共通しています。不思議なことですね。時代的に共通するものがあるのでしょうか。
(ブログ:詩の散歩道 本の紹介 地域情報 20220625洲浜)

R4,郷土の歴史文化と創作ー詩と演劇ー(講演)

コロナ禍で1月から劇研「空」の文化活動も控えていますが、たまたま「湯里まちセン」で講演を頼まれ、表題の題で話しましたが、映像を使って地域の歴史を素材にした詩の朗読や演劇の話をしました。劇研「空」での公演は何度もありますが、一人でもうまく映像を使えば効果的に楽しんで頂けるとを体験しました。

地元を素材にして作った詩「古代へ帰った港  古龍」や「江戸から来た人ー井戸平左衛門ー」や「石見銀山街道 降路坂」など映像を投影しエピソードを話して朗読すると共感も増します。福光小学校が閉校になったとき頼まれて書いた劇「吉川経家最後の手紙」の鳥取公演前の経緯や経家、鳥取城のことを話して映像や動画を見ると、ライブ感があり効果的でした。
これこれからも映像をうまく使う方法を考えていものです。昨年は高文連で「何をどう書くか」の演題で話し浜田で「地域の演劇活動」という題で話しました。映像をうまく使えば話す方も楽ですし聞く方も飽きがこないのではないかと思います。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 講演 地域活動 20220318すはま)

R3,チラシができました・「しまね文芸フェスタ’21」

今年の「しまね文芸フェスタ」は9月23日益田市グラントワです。島根県文芸協会の5部門が順番に担当しますが、コロナ禍のため昨年は中止、今年も詩部門が続いて担当します。チラシが完成しました。県内の公的な場所には置いてあります。
島根詩人連合会員の「島根の風物」を書いた詩を、映像を投影して朗読します。作者自身の朗読もあり、劇研「空」の朗読もあります。目下、詩の選択や作者の了解を進めているところです。「マンマ・ヴォ―チェ益田」の合唱、劇研「空」の創作民話劇朗読も予定しています。15時からは5部門の分科会です。その内容はチラシの裏面に書いてあります。次の通りです。
舞台発表ですから細かい下準備が必要です。7月20日ごろまでには「舞台進行プラン」を作成するつもりです。新型コロナ禍で今後どうなるか。気になるところですが準備は進めます。ご協力ください。
(ブログ:詩の散歩道 島根県詩人連合 お知らせ しまね文芸フェスタ 20210628 すはま)

R1,邑南町文芸誌「大耕」26号発行

島根県邑智郡邑南町で発行されている「大耕」という文芸誌があります。10月に26号が発行されました。事務局(日高政恵さんはじめ編集委員6名)は出羽公民館で、公民館の活動として、町の助成も受けながら、執筆者は3冊購入(3300円)という負担で継続してこらました。
現在、公的な機関がバックアップしている文芸誌がどれだけあるでしょうか。ぼくが知っている限り、島根県がバクアップし島根県文芸協会と一緒に、俳句、短歌、川柳、詩、散文を公募して入選作品を載せている「島根文芸」(52号になります)と、邑南町の「大耕」だけです。(他にあれば教えてください)公的なバックアップがあると、なんといっても強いのは、継続性があるということです。「大耕」が継続しているのも、編集委員見識や努力と共に、公的な支援があるからでしょう。これは地域の文化活動にとってとても重要なことです。この本を読んだとき、同じ文芸に関わっている者として、とても嬉しく、励みになりました。そこがぼくのふるさとでもあるからです。思わず声援を送りたくなりました。「島根文芸」の入選者が邑南町から多かったのも、このような素地があったからでしょう。

昨年、大田で音楽劇『琴の鳴る浜』を上演し、邑南町の知人にも案内して観劇していただきました。それも一つの縁で、町出身者として寄稿してほしいといわれ、僕と他に2人が詩やエッセイを送り掲載されました。寄稿者も高齢化してきて、発行も大変だそうですが、町の出身者にも書いてもらうという方針はとてもグッドアイデアだと思います。表紙は高橋文子さんが描かれた邑南町の風景ですが、素敵です。作品も短歌、俳句、詩、随筆、川柳、回想、民話など多彩です。

27号の〆切は令和2年10月1日です。邑智郡邑南町山田 出羽公民館宛てです。邑南町が故郷の人、懐かしい故郷の思い出を短歌や詩、散文にして送ってください。大変でしょうけど、どんどん消えていく文芸の火を、いろいろ工夫して守っていただきたいものです。応援しています。
(ブログ 詩の散歩道 本の紹介 20200123 すはま )

R1,壮大な400年歴史絵巻 「濱田誕生 そして明日へ」(観劇記)

浜田開府400年を記念して創作されたミュージカル「群青 濱田誕生 そして明日へ」は、10月11,12日、石央文化ホールで開催され、両日で1500人を超える人たちが観劇。浜田の歴史を振り返り、ふるさと浜田の現在と明日を考える得難い機会になった。脚本、演出は浜田出身の木島 始さん、作曲は高橋慶吉さんですが、キャストは全員浜田市を中心にした近辺の市民です。

上の写真は演奏席です。指揮は合唱指導もされた山崎 勝先生。今回新聞の劇評を依頼されゲネと本番を観劇しました。ミュージカルですから歌ありダンスあり群舞、劇、語りなど多彩で躍動的な2時間半の舞台でした。

今まで浜田で上演された創作劇やミュージカルは10本近くあると思いますが、ほとんど観劇しています。中心になって企画、運営してこられた岩町 功先生の熱意と創作意欲には頭が下がります。島村抱月を長年調べ執筆、舞台化してこられました。名著『島村抱月』は、新聞やこのブログでも紹介しました。そういう種を蒔く人があって花が咲いた舞台の集大成ともいえます。この石見で、浜田の一連の創作舞台、そしてオペラ『石見銀山』、音楽劇『琴の鳴る浜』など独創的で素晴らしい舞台が生まれるということは素晴らしいことです。
関わられたすべてのみなさん、おつかれさまでした。

新聞の字は小さく読みにくいので、PDFでも紹介します。興味のある人はどうぞ。
(ブログ 詩の散歩道 演劇だより 観劇記 20191118 すはま)

R1,圧巻の舞台オペラ『石見銀山』東京公演終わる

東京文化会館で上演されたオペラ『石見銀山』は、二千人以上の観客の大拍手と「ブラボー!」の声のなかで幕を閉じました。これまでの公演は部分的にカットされた舞台でしたが、今回は完全版でしたので、しっくりくるところがありました。大成功です。

上の写真はパンフレットの1ページです。左側に大蛇が大きくドクロを巻いて立ち上がっていますが、カットしています。この大蛇がどんな役割を果たしたか。意味深長です。上の文章は小さくて読みにくと思いますが、今回の公演の意義や概要が端的にまとめられています。パンフレットは2千円でしたが、すぐ売り切れていました。とてもよくできています。下の写真はタクちゃんが二階席から写した大ホールです。5階まであります!終わって食事をしながら話しましたが、素晴らしいかったということ、ヨーロッパで上演してもきっと成功する、等々とても好評でした。

上の新聞は11月1日の山陰中央新報です。読みにくいので図書館で読んでください。ロビーで懐かしい卒業生や多くの知人に出会いました。東京へは早朝に着いたので、上野公園で美術館巡りをしました。ゴッホ展、印象派の絵画展・・・みんなすばらしい。t東京の人がうらめしい、いや、うらやましい。正倉院宝物展は、待ち時間が長く、あきらめました。
今回の公演では劇研「空」にも協力を依頼され、都合がつかないメンバーも多く、結局、松本領太くん、山本和之くんがキャストとして参加しました。多忙な中、おつかれさまでした。ぼくは部分的な演技や台詞への助言、パンフレットへ「独創的な個であり普遍的な作品」という一文を書くことで協力しました。

パンフレットには多く写真と出演者の貴重な文章が掲載されています。作曲,指揮の中村匡宏さん、ザ・レジェンドの脚本演出・吉田知明さん、柿迫秀さん、志村糧一さん、内田智一さん、菅原浩史さん、ソプラノ歌手・坂井田真実子さん、メゾソプラノ・松浦麗さん、ピアノ・西尾周祐さんなどは1ページ前面顔写真と寄稿文という豪華さです。
大屋神楽の松原勝さん、宇谷久志、足立均さんの「石見神楽の歴史と魅力」「大屋神楽」、関東石見銀山会会長・渡辺辰朗さんの「オペラ『石見銀山』を生んだ『仙の山』」、石見銀山資料館館長・仲野義文さんの「石見銀山のレガシー」、美術監督・三原康博さんの「音楽を絵にする仕事~オペラ『石見銀山』に寄せて~」、合唱団代表・近藤京子さん、丸山県知事、楫野大田市長、内藤芳秀実行委員長、今田潔東京大田市人会相談役、そして18人の子供たちの一文も載っています。
今回の公演の裏方の大黒柱で、企画・制作されたカンパニーイースト代表・堀越信二さんの「クラシック音楽で地方創生」、実行委員会事務局長・谷本由香子さんの「夢と絆」などは、いいものを創るために見えない努力や苦労があったことやイベントを企画運営する際の示唆に富んだ言及があります。

プログラムの中の一文「独創的な個であり普遍的な作品」(洲浜昌三)をPDFで紹介します。興味がある人はどうぞ。

上演に関わられたすべてのみなさん、おつかれさまでした。
(ブログ 劇研「空」 詩の散歩道 観劇  20191109 すはま)


R1,オペラ「石見銀山」大田最後の練習 東京へ

10月27,28日、大田市民会館で最後の練習が行われました。30日には東京文化会館でリハ―サル、31日18:30~よいよ本番です。子供たちも伸び伸びと楽しそうに何度も熱心に練習していました。プロの演出・吉田知明さんや、音楽の中村匡宏さんがおられなくても、きちんと細かく連絡を取り合って指導される実力のある指導者が大田におられるということが最大の強みです。この人たちがおられなかったら、レベルの積み上げができません。

役を演じるレジェンドの5人もおられないし、ソプラノの坂井田真美子さんもメゾソプラノの松浦麗さんもおられない練習ですから、普通だったら不自然な動きや流れになって当然ですが、全く不自然さがありませんでした。それどころか無言の動きや流れの中に物語が生まれ、見ていてとても楽しく、感動しました。ぼくはちょっとセリフや動きのアドバイスをしただけですが、すぐそれが舞台で生きてくるのも皆さんの謙虚さと熱心さの証明です。ぼくも明日の夜出発します。久しぶりに東京で会える楽しみな人たちもいます。みなさん、体調に気をつけて、練習の成果をそのまま東京の舞台で発揮してください。
(ブログ 詩の散歩道 演劇だより 20191029 すはま)