「昌ちゃんの詩の散歩道」カテゴリーアーカイブ

R5,永田和宏先生講演 好評裏に終わる(しまね文芸フェスタ)

9月17日、大田市のあすてらすホールで開催された永田先生の講演「表現することで変わっていく〈私〉」が開催され、約200名が熱心に耳を傾けました。歌人でもあった奥様、故・河野裕子さんとの短歌の交流が感動的でした。三首だけ紹介しましょう。

「あなたらの気持ちがこんなにわかるのに
言い残すことの何ぞ少なき」(裕子)

「手をのべてあなたとあなたに触れたときに
息が足りないこの世の息が」(裕子)
「訊くことはついになかったほんとうに
俺でよかったのかと訊けなかったのだ」(和宏)

痛切ですね。胸に刺さり問いかけてきます。最後に言われました。「ほめられ上手でした。それによって良い面がどんどんでてきます」同感です。そうありたいですね・・・。
(ブログ:島根県詩人連合、しまね文芸フェスタ 20230923洲浜昌三

 

R5,第12回 郷土の民話特集「朗読を楽しむ」(9/30)

民話の本から50編くらいみんなで読み、その中から面白そうなものを十数編選びました。三瓶、五十猛、鳥井など、とてもユーモラスな民話が多く、石見地方の特徴かな、と思いました。大田市民会館の写真です。標柱になって書いてあるか知っていますか。「おじいさんの 昔話が すきなぼく」今回の朗読会のために誰か立てとったん?すごいね。先見の明あり?
もう一つは、「老人の 知恵と参加で いきいき大田」そうなればいいね。そうありたいね。今回の朗読、old manもいきいき活躍しますけど、元気のいいyoung men and young womenもすてきな朗読をしますよ。

行事が多い9月ですが、初秋の午後のひととき、どうぞ市民会館でお楽しみください。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230907洲浜昌三

R5,第12回「朗読を楽しむ」は郷土の民話特集です(9/30)

9/30(土)13時から市民会館中ホールで公演予定の紹介です。たくさんある郷土の民話から25編くらい選び、その中から面白い民話を朗読します。とてもユーモラスで面白い民話が多いのは石見の特徴かもしれませんね。そのうち2話をPDFで紹介します。興味のある人はクリックして開いて読んでみてください。原文は朗読用に手を入れています。
R5,民話 「草鞋の中の小石」、「鼻なおし」「朗読で楽しむ郷土の民話」

写真は民話と無関係です。大田一中が頑張っている布看板をデンタルクリニック前でピシャと写しました。こういうPRもいいですね。この四つ角はたくさん車が通るので、とても良く目につきます。地元の学校が頑張ると、下腹から活力が湧いてきます。

閑話休題:大田の古い人(?)いや、高齢者なら、つぎの歌を
知っておられることでしょう。田所出身のぼくも子どもの頃よく聞いて覚えています。この歌、「1かけ2かけ3かけて」もCDで紹介したいと思っています。とてもいい歌ですよ。
少ないメンバーに負担を掛けたたくないので前売り券は出しませぬ。お客さんは少人数でも決行!(泪)します。興味のある人は、どうぞお出かけください。きっと面白いですよ。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230801洲浜昌三

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」約40話より選抜

2023年度は、大田市民会館カルチュアー教室で、「郷土の民話」をみんなで朗読してきました。約40話くらい読んだことになりますが、まだまだたくさんあります。しかし時間も限られていますので、8月2日のカルチュアー教室で、今まで読んだ民話の中から、12回「朗読を楽しむ」(9月30日)に発表する民話を選び,朗読し易いように手を入れ、印刷して冊子にしました。読みたい人があればとどけます。

・たにし息子 ・草鞋の中の石  ・鼻なおし ・兵児かかや
・雷のごちそう・長い名前の子ども・茂ヱ衛門キツネ
・茂右衛門狐 ・尻焼兵左衛門  ・一王・仁王物語
・丹波五反田の石塚       ・三瓶姫逃池物語

できれば、朗読する舞台のスクリーンに絵をプロジェクターで投影したいのですが、残念ながら我がメンバーにはそれができる者がいませぬ。だれかいないかな、と思うのですが、いません。絵が好きな子どもさんでもいいんだけどね。高校の美術部はどうかなと思ってある顧問に話したけど、話しただけ、さあ、どうする。どがしょうかな。こがすりゃどがかな、という人はおらんかな、方言の民話もあるけ、方言がうまく話せる人もほしいな。
(ブログ:詩の散歩道 劇研「空」お知らせ 20230821洲浜昌三

R5,こどもオペラ「おいもさま」演出家・吉田さんを迎え練習(8/6)

連日の猛暑、猛暑・・・雨が降りません。畑の水遣りも大変。台風が沖縄に来襲して周辺を行ったり来たり。昔の台風は9月、10月だったのに・・。今年はトマトさんは豊作。南瓜さんは蔓に一つだけ。スイカも小さい玉がポトリと落ちて大きくならない。

そんな猛暑の8月6日、大田市民会館で「おいもさま」の練習がありました。今回は脚本、演出を担当される吉田知明先生が東京から来られ、舞台で指導を受けました。歌は伊藤さんや大畑君の指導で進んでいましたが、それに基づいて更に歌の表現やオペラの全体的な流れ、展開、動きなど細かく指導を受けました。

終わって、吉田さんのところへ行き、「ご指導ありがとうございました。素敵な舞台になりそうですね。楽しみにしています」と言いました。先生とはオペラ「石見銀山」以来の会話でした。
多様で多彩な歌が多く、とても豊かな舞台になりそうです。みなさんおつかれさまでした。写真は練習中の遠景風景です。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 地域情報 オペラ「おいもさま」 2023030808洲浜昌三)

R5,「しまね文芸フェスタ2023」大田市「あすてらす」で開催(9/17)

第21回島根県民文化祭の一環、文芸部門の「文芸フェスタ2023」9月17日に大田市で開催されます。今年度は短歌部門が担当。講師は短歌の永田和宏先生です。先生には平成19年松江大会で「短詩型における家族と時間」という演題で講演して頂き感銘を受けました。現在は短歌ブーム。そして活躍中の講師。「あすてらすホール」のキャパは約300。事前予約が必要です。チラシを見て県の文化振興課へ申し込んでください。大田では平成12年、詩人の中村不二夫先生、平成18年作家の佐藤洋二郎先生、平成26年に矢崎節夫先生「みんなちがって みんないい」を講演して頂きました。午後の詩の交流会では、参加者の自作詩朗読(誰でも参加できます、大歓迎)、その後大田生まれの詩人・中島雷太郎、と中島資喜について話し、詩を紹介します。二人は和江で生まれ、昭和初期に同人誌「静窟」や「山陰詩脈」発行しています。東京と滋賀に在住の長男さんが詩集を復刊され記録をCDにまとめられました。貴重な記録です。どなたでも参加できます。興味がある方はどうぞ。
PR:  9月30日(土)午後には市民会館中ホールで第12回「朗読を楽しむ」を開催予定です。郷土の民話特集です。
(ブログ:詩の散歩道 しまね文芸フェスタ    島根県詩人連合 おしらせ 地域情報 20230804 洲浜昌三)

R5,「大田市の芸術文化振興について懇談会」②(7/26)

表題の案内が大田市教育部石見銀山課、大田市民会館の連名できました。1回目は6/29に開催され、5つのグループに分かれてブレスト方式で自由に日頃の思いや考えを出し合い、代表者がグループ毎にまとめて発表しました。たくさん意見や問題点が出ましたが、ここまでは「出しっ放し」の第一段階。これを絞り、実実行可能な案にできるか。必ず資金と場所の問題に行き着きます。経費削減のため公共施設を見直し「ふれあいホール  備蓄倉庫案」が発表されている現状でどれだけのことができるのか。金銭と無関係な良いアイデアもたくさんありますが、シガラミに縛られず実行できるかどうか。大田市の各種芸術文化関係者が集まって話し合うという機会は、最近では初めてのことです。それ自体貴重なことです。お互いに刺激を受け励みになり学ぶことが多々あります。文化はそういう異種交流の中から醸成されていく一面があります。今回、劇研「空」からは二人参加します。

今日予定していた市民会館カルチュアー教室「朗読で楽しむ郷土の民話」は中止します。次回は予定通り8月2日です。
(ブログ:お知らせ 地域情報 詩の散歩道 劇研「空」20230726すはま)

R5,『春と修羅」刊行100年 「賢治に献ずる詩歌」展(日本現代詩歌文学館)

今年は、宮沢賢治没後90年、『春と修羅』刊行100年に当たります。それを記念して岩手県北上市にある日本現代詩歌文学館では3月から来年の3月10日まで作家による賢治へ献じる詩歌を展示します。ぼくも依頼があり詩と朗読した音声を送りました。14日から東北へ行くことになり、シンガポールにいる長女と彼女の長男と三人で仙台の旅をしてきます。この文学館ができた時から評議委員になっていて今までに色紙の展示や本の出版などに参加しました。今回、始めてこの文学館へ行きます。上記の作家の展示と朗読が楽しみです。

(ブログ:詩の散歩道 作品紹介お知らせ 20230713洲浜昌三)

R5, 21回 島根県民文化祭 文芸作品募集(〆切9/30)

7月1日から文芸作品(短歌、俳句、川柳、詩、散文)を募集しています。高校生を含む一般の部中学生以下のシニアーの部があります。県内在住者と島根県出身者もOkです。県外の応募も増えています。自分で応募する子供たちはほとんどいませんので、学校の先生の指導の一環として応募される場合がほとんどです。どうぞ気軽に応募してください。

ぼくは詩の担当ですが、最近応募数が減っています。何故か、詩は難解というイメージ障壁になっています。しかし本来、詩とは自由なものです。俳句や短歌のように形式はありません。挑戦し甲斐があります。応募を楽しみにしています。

入選作品は本になって出版されます。当初から通算すれば56号になります。歴史と伝統のある本です。同人誌のように金銭的な負担はなく、無料で活字になるのですから大いに活用してください。表彰式は来年の1月20日、松江です。

写真は、創刊時の「詩歌集」~「島根文芸」55号の背表紙です。
(ブログ:第21回島根県芸術文化祭 しまね文芸作品募集 昌ちゃんの詩の散歩道 おしらせ 20230707洲浜昌三)

 

R5,千早茜作『しろがねの葉』&「石見銀山の小説と詩」(『山陰文藝』57号)

「山陰文藝」57号は5月1日に刊行されました。3号続けて短編集説を書きましたが、今回は石見銀山を舞台にした小説『しろがねの葉』が直木賞を受賞、素晴らしい小説でしたので触発されて「石見銀山の小説と詩ー何をどのように描くかー」と題して日頃考えていたことを評論として書きました。日本海新聞と山陰中央新報に紹介されましたので参考までに紹介します。日本海新聞を島根で読む人は少ないかもしれませんが、以前から郷土の同人誌など丁寧に紹介しています。詩を取り上げる新聞は稀になりましたが、同紙は詩を公募して選考し掲載しています。俳句、短歌、川柳は毎週掲載しても詩を載せることはなくなりました。そういう時代なんですね。

「石見銀山の小説と詩ー何をどう描くかー」は7ページありますので、PDFにして紹介します。時間泥棒評論の可能性がありますので、興味がある場合にだけクリックしてくださいTime is money、
Time never comes back again です。
R5,2 エッセイ「石見銀山の小説と詩ー何をどのように描くかー」,『山陰文藝』57号 原稿 11ポイント,22行×25字×2段 jtd

 

興味のある小説、エッセイなどたくさんあります。目次だけ紹介します。

58号の〆切は8月末だそうです。連絡は事務局(松江市外中原町15-1 額 重敏)へどうぞ。参加大歓迎です。
(ブログ:詩の散歩道 地域情報 本の紹介 20230703洲浜昌三)